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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ステレオタイプな不幸,
By ラテンマン (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: メタボラ(下) (朝日文庫) (文庫)
ゲストハウスに転がり込んだギンジとホストになったジェイク.それぞれが虚構の人生を軌道に乗せたかに見えるところから下巻はスタートする. 2人の新生活が次第に綻びを見せ始めるプロセスはなかなかに面白い. とくにギンジのパートはそれぞれの登場人物の思惑や,微妙なムードが丁寧に描写されていて, 積み上げられたものが崩れるときの落ち着かない雰囲気がよく伝わってくる. 中盤からは,記憶を取り戻したギンジの過去が語られる. これはこれで,リアリティもあるし,時代感も取り入れた内容ではあるが, 今風な家庭の不幸を盛り込んだだけのややステレオタイプな印象を受ける. この内容なら,ゲストハウスの崩壊にもっとページを割いてもよかったのではないか? 記憶を取り戻した後のギンジが新たな自分を獲得していく姿が印象的なだけに 過去よりも,現在から将来につながる部分をもっと読みたい気持ちにさせられる読後感.
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
イタ気持ち良さ,
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レビュー対象商品: メタボラ(下) (朝日文庫) (文庫)
社会派小説を読む原動力ってけっこう新聞の三面記事を読むような好奇心だったりする。だから陰惨で救いがないものほど興味惹かれるところもある。でもやはりエンターテイメント的な部分もなければ読者を引き込む事は難しい。この小説はそのバランスが優れている。架空のドラマの甘い口当たりを期待する読者にガツンと投げかけられる現実の重み。個々が整理されたり完成したりしないで常に混沌としていること、またそれがぶつかり合う様などはいつもリアルで息苦しいくらいです。読者の野次馬的好奇心とリアリティのイタ気持ちよさを上手く織り交ぜて物語に引きこむ手管は見事です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生粋のエンタテイメント,
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レビュー対象商品: メタボラ(下) (朝日文庫) (文庫)
家族離散、雇用難民、偽装請負などの難しい言葉が書評に並びますが、何のことはない、生粋のエンタテイメントでした。上巻初めは、何の話かよくわからず、ページが進みませんでしたが、中盤から主人公と対役の人間味あふれる描写にどんどん引き込まれていきました。特に対役の宮古出身ジェイクが魅力的で、もし映画化したら、誰がどの役にぴったりかと考えるだけでも楽しくなりました。「東京島」と並ぶほど好きです。
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