著者は体脂肪率9.8%を誇るスポーツマン生理学者です。
森谷先生は年齢53にして未だ20代の肉体を誇る偉丈夫で、毎日8Kmのジョギングを日課としているとか。
失礼ながら「生理学者」さんにしてはその基礎知識には少々疑問符が付きます。
先生の糖質制限に対する基本認識は次の如くです。
『炭水化物抜きのダイエットも流行しているようですが、これもまったくお勧めできません。炭水化物を抜くと大変なことになる。脳はパニックになる、筋肉は減る、体脂肪は増える、朝から爆睡する、リバウンドもしやすくなってしまう。脳のエネルギー源は糖質からできているブドウ糖だけです。だから、炭水化物を減らすと、エネルギーを大量に消費する脳はエネルギー不足になり、体を省エネモードにしてしまう。簡単な話、寝かせてしまうんです。それでも栄養が不足すると、脳は筋肉のたんぱく質をアミノ酸に分解して、肝臓でブドウ糖に変えて摂取する。その結果、筋肉は痩せて基礎代謝が落ち、食欲の調整もできなくなる。「糖分の取り過ぎだからご飯の量を減らせ」とアドバイスするお医者さんがいますが、まったくナンセンスです。米や砂糖などを食べ過ぎて糖尿病になるなら昔の人はもっと糖尿病に罹っていた筈です。無理な食事制限はせず、高糖質食、いわゆる伝統的な和食が美容にもいいんですよ。』
「脳のエネルギー源は糖質からできているブドウ糖だけです。」は明らかに生理学的に間違いです。
根拠の無い「グルコース神話」に完全に囚われておられます。
脳はケトン体を利用出来ます。
しかも、この事実は最新の発見でもなんでもなく、ハーパーやガイトンの教科書にも載っている基本的知識で学生さんでも知っています。
そして筋肉も痩せません。「燃える順」ってものがございますから。脂肪やケトン体は何処に行ったんでしょうか。 どうして突然、脂肪やケトン体より先にアミノ酸が燃えるのでしょうか?
体脂肪率1%以下の限界飢餓状態の人なら有るかも知れませんが(笑)。
筆者のように体脂肪率9.8%を誇っていても、筋肉より先に脂質が燃えるのです。
朝から爆睡する、リバウンドし易い、もありません。 全て逆さまです。
貴方が糖質から離れない限り、メタボからの脱出は有りません。
糖質から離れた小生は1年も掛からずに-44Kgで、メタボから完全脱出でございます。
メタボの方は批判的に読まれればと思います。 星はおまけして2つでございます。