アメリカの子供の2割もが参加するリトルリーグを経験、観察したことをまとめた章が印象的。リトルリーグ(やソフトボール)経験者が(子供もその親も)メジャーリーグの人気を支えていることになるほどと思わされた。最も興味深かったのは、小学校低/中学年のリーグでは、ランナー2塁でヒットが出たらタイミングが良かろうと悪かろうとランナーに本塁突入をさせるというくだり。本塁突入を基本として(三塁ストップが基本でなく)、学年が上がるにつれ暴走との違い(つまりリスクの取り方)を学ばせていくというのは面白い。
また、アメリカの球場でホットドックがあれほど売れるのはなぜか?という疑問に、リトルリーグ経験者が昔食べた味を懐かしむからではないか、あるいは「野球+ホットドック」という習慣がリトルリーグで根付いているからではないか、というのは非常に面白い見方。アメリカの球場で食を楽しむということはほとんどないが、こういう見方をすればそれも仕方ないことかもしれないと思わされる。