子供がいつかは興味を持つであろう「からだ」のことが書かれている本です。
親となり、息子に説明するのは女親としてはちょっと難しい、
でも父親からあらためて話してもらうのもなんだか・・・
そんな人にオススメの本です。
「からだ」のことが書かれている本はたくさんありますが
これはQ&A方式で書かれており
著者が実際にアンケートを取って多かったものを載せているので
「からだの仕組み」から説明するより子供がとっつきやすいのではないでしょうか。
カナダを中心に活動しているため、「カナダでは」という記載も少しありますが
人種によって違うことも書かれており(毛の色や胸毛など)参考になります。
「人が動物とセックスをしたら、どうなりますか?」という問いに対し
「赤ちゃんはできません。人間の細胞は動物の細胞と結びつかないからです。
それに、動物とセックスをすることは、カナダでは法律で禁じられています。
漫画や映画では時々、半分人間で半分動物といった生き物が登場することがありますが、
それはお話のなかだけのものです。」と書かれています。
これは、おもしろおかしく取り上げたのではなく
不幸にも、本やビデオ、また容易にアクセスできるようになったネットなどで
動物とのそういったシーンを見てしまった・知ってしまった子供、
擬人化した物語などを読み疑問に思った子供たちからの質問に対する回答です。
もし前者であれば、子供に見せる機会を与えた、
こんな疑問を抱くきっかけを作った大人たちに非がありますが、
例え今知らなくても、見てしまう・知ってしまうことがないとは言い切れません。
これに限らず人によっては
「こんなことまで書かなくても・・・」と思う内容があるかもしれません。
しかし、この本を読みすすめていくことで
いたずらに煽っているわけではない、というのがわかるかと思います。
友達との成長の違いや、大人になるからだに対する不安を取り除きつつ
自分や友達を「尊重」することも随所に書かれています。
男の子のからだのみならず、こころについてや、女の子のからだについても書かれており
異性のからだを理解することによる「思いやりの心」について書かれているのも好感がもてます。
この本をただ子供に渡して「100%問題解決」というわけではなく
親子で共通の認識を持てる、そんなきっかけになる一冊だと思います。