古くも新しくもない時代を超越したタイムレスなアルバムです。
もはやこのバンドは流行を意識する必要はまったく無いですね。
本人たちもそれに気付いたのでは無いでしょうか?
今回のアルバムに伴いMartyrやCrash Testをリレコーディングしていることからも判るように、
ファーストの頃の攻撃性やグラインド感と、Demanufacture的な整合感を融合させた音楽性です。
音楽的に近い初期S.Y.L.のカオティックなインダストリアルとは違い、
完璧にコントロールされたアグレッションです。
こういった音楽性は非常に貴重だと思います。
またテクノ、ブレイクビーツ由来のリズムパターンが大幅に減少し、
直線的、手数で聴き手を圧倒する楽曲が多いです。
これはジーン・ホグランの功績が大きいと思います。
(個人的にはレイモンドのダンスミュージックを意識したドラミングも好きですが)
バートンとディーノは個性が強いのに、音楽的な相性は抜群に良いです。
ここがフォロワー達との決定的な差だと思います。
今後の課題はDivine Heresyとの差別化でしょうか。
それにしてもディーノのフットワークの軽さにはつくづく頭が下がります。