コンシューマーオリジナルの作品って、個人的には微妙なものが多いと感じているのですが、この作品は予想以上に良い出来でした。
人魚伝説がモチーフになっていて、良く言えばファンタジック、悪く言えば荒唐無稽な設定ですが、完璧とまでは言いませんが上手く設定が物語りに生かされていたなと。
「アンデルセン」の「人魚姫」の童話のように失恋すると「泡となって消えてしまう」呪いの様な宣告を受けます(主人公の母親が人魚で半分血を受け継いでる影響)これがタイトル名の「L@ve once」「後一回しか恋が出来ない(失恋出来ない)」に繋がってます。
一応ゲームの紹介文貼っておきます。
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高梨翔司(たかなし しょうじ)には秘密がある。
彼の母は人間ではない。人魚なのだ。
母は父に恋をして、おとぎ話に伝えられるように声と引き換えに人間の姿を得、幸いにも父の心を射止めて人間として暮らしてきたと言う。
ウソでない証拠に、子どものころに一度だけ、現役の人魚と会わせてもらった。
とはいえ、翔司自身は特に他の子どもと比べて変わったところがあるわけではない。
ちょっと人より泳ぎが得意で、歌声に独特の魅力があると言われるくらいだ。
高校生になった今、数年前に見た人魚の姿が幻だったのではないかとさえ思える。
しかし、状況が変わった。父が死んだのである。
それから2月ほどが過ぎ、ようやく母と2人の生活にも慣れてきたころ、双子の少女が高梨家を訪れた。
その顔には見覚えがある。子どものころに会った人魚だ。
おっとりしたほうがメイ、勝ち気な方がメル。
代表してメルが告げる。
父の死によって、人と人魚を結びつけていた魔法が失われた。
その影響は、翔司の身にもおよぶらしい。
人魚の子どもである翔司は、あと1回しか恋愛ができないだろうと言うのだ。
半分人間の血を引いているので、愛を得られなかったからといって泡になって消えてしまうことはないだろうが、声が出なくなったり、人魚の姿になってし まったりするかもしれない。
青くなる翔司に、2人は言う。
私たちが応援するから、頑張って素敵な恋をしてね……と。
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学園物で生徒会長と言えば鉄板ヒロインだと思うのですが、何故か攻略出来ない仕様です。
あくまで個人的な主観ですが、5人とか攻略対象が要ると一人位嫌いなヒロインとか出てくるのですが、今回はそんな事もなくどのルートも良かった。
鳥留メイ:双子の妹でお淑やか。頑張り屋で健気な話が良いです。キャラクター的には姉よりも好き。
鳥留メル:双子の姉で元気がある。こちらも王道的な流れですかね。
橘 和翠:後輩キャラってあまり好きじゃないのですが、これは久々にヒットです。幼馴染の彼女を〜の話ですが、必要以上にドロドロしていませんし、中盤〜終盤ずっと「和翠」ターンって感じが良いです。話的に一番好き。バッドエンドも見て欲しい。
千鳥凛沙:オーソドックスな幼馴染ストーリーで、キャラクター的にも可愛いので安心して見られますが展開が読み易いかな。
寺小尾響紀:言ってる事とやってる事が違うだろうと思う所もありますが、最後までやると葛藤の中での行動なのかなと理解しました。バッドエンドがある意味見物です。
共通ルートで目当てのヒロインよりの選択肢を選んでルート確定するオーソドックなタイプで、何とも言えない解り辛い選択肢もなくギャルゲー普段やらない人でもとっつきやすいと思います。
攻略キャラ5人でグットエンド、バッドエンドが一つずつあって、最後の選択肢でどちらかに分岐するだけなので、ゲーム性は皆無かな。
最後にトゥルールートがある作りではないので、攻略のお勧め順はないのですが、双子の「メル」と「メイ」は好みの方を先にプレイした方がいいかも。
悪い点は
メディアインストールしていないとロードで少し待たされる。
スキップが遅い。
オールクリアーまで20時間なく全体的なボリュームが少ない。
少し文章の辻褄が合わない所がある(ゲーセンで遊ぶ程度でゲーム機持ってない→家で格ゲーで遊んでたり、年数計算が合ってなかった様な)
主人公が昔風の目なし表示だったり、顔全部表示したりと統一感がない。
っと言った所でしょうか。
総評としては、絵が気にいっていて設定に興味があれば楽しめる出来にあると思います。
命掛かったような設定ですが悲壮感はあまりないので、鬱展開を希望の方は拍子抜けすると思いますので、回れ右したほうが良いと思います。
ボリューム的に少ないので、購入するならもう少し安くなってからの方がいいかもです。
おもしろさ的には☆5個ですが、全体のボリュームのなさを感じるので全体の評価は☆4個にしました。