Symfoware独自の高信頼性、安定性などを中心に
アーキテクチャを解説した技術書です。
エンジニア向けの解説書で、解説は可能な限り
平易な説明を心がけているようですが、原則として
データベースやクラスター、分散処理などの基礎知識
をもった読者を想定しています。
ですから、本書でDBの知識の入門を期待してはいけません。
どちらかといえば、他社(O社)などにない、独自の
優位点を中心に解説して、どの点に優れているか、を
詳しく解説しています。
アーキテクチャとして、Shared Nothingであることから、
データ配置の設計が必要なものの、ハイトランザクション
を求められる(例えば、証券取引所など)業務へ、どんな
点が改良されて、差別化できているか、などの点が詳しく
説明されています。
内部アーキテクチャにまで踏み込んで、図を使って説明
しているので、専門書レベルではないですが、もう一度
DBという製品の選択で、候補として知識として知っておくのに
便利な適度な分量の啓蒙書です。
ベンダー本の一種ですが、宣伝部分はほとんどなく、誠実に
製品ラインナップからXMLデータベースとしての利便性まで
広く、独自技術のアドバンテージを解説していて、すーっと
読めます。いかんせん、普及率が少ないですが、その点も
素直にシェアを開示していて、かえって信頼できます。