やっぱり、ウィーザーは最高のアルバムを作ってくれた。
もちろんウィーザーのアルバムが良くないわけがないが、それでもここまで
素晴らしい作品を作ってくれるのはファンとしてとても嬉しい。
作風は、今までの総集編といった感じで過去の全てのアルバムの良い部分を
寄せ集めたような音になっている。
その要素の中でも、特に優れていた2ndの歌詞の要素と3rdの曲の要素の割合が大きい。
「Beverly Hills」の
”僕の故郷はかなり田舎だし
車だって走るガラクタって感じ
ファッションセンスはちょっとダサい
それに友達も僕と同じくらいオタクな連中だ
全寮制学校には行かなかった
プレッピーの子たちはこっちを見てもくれない
ま、見るわけないよね その価値がない
おまけにポケットも空っぽだ”
という歌詞は、「THE GOOD LIFE」の頃から何も変わっていない、僕らの味方・ウィーザーの姿だ。
ソングライティングはグリーン・アルバムの時並みに充実している。
「PERFECT SITUATION」「THE DAMAGE IN YOUR HEART」「PARDON ME」「THE OTHER WAY」・・・
この鼻の奥がキュッとなって、一緒に叫びたくなるようなメロディー、ほとんどの曲がキラーチューンである。
オープニングの「BEVERLY HILLS」のドキドキするようなノリも、ウィーザーど真ん中と言いたくなる。
また日本盤ボーナストラックとなっているライヴバージョンの3曲は、ここで特に取り上げておきたい。
「ISLAND IN THE SUN」は、ウィーザーの楽曲の中でも1・2を争う名曲の中、
のびのびと鳴るギターがとても心地良い。
「BURNDT JAMB」はベースのダブルストップを使ったリフが痺れるほどカッコいい。
スコットは、過去のウィーザーのベーシストの中でもこと演奏技術に関して最高のベーシストだ。
そして、「BUTTERFLY」。なんて素晴らしい演奏なんだろう。
2nd「Pinkerton」で、この曲の中で一人でメソメソと謝り続けたリヴァース・クオモは、もういない。
今、この曲は孤独を分かち合うようにみんなで歌われている。なんてロックは美しいんだろう。
色々あったけど、今彼らは笑顔で歌っている。