やむにやまれぬ事情から異世界にやってきた、王子様とその従者の物語。
といっても、王子様はいたって能天気、女好き、酒好き、甲斐性なし。従者の方は魔術師なので時には役に立つが、基本的に二人はいつも貧乏です。「路銀がない」というセリフ、仲間うちで流行りました。彼らは一応(ここが肝心)思い合っているのですが、お互い変に自分に自信がなく、微妙な関係が続きます。貧乏でいつも仕事を探しつつ旅を続けるのですから、厄介ごとがついて回ります。それがたまらなく可笑しいのね。
結構長いシリーズですが、まず最初にこの5冊を読んでみて、気にいったら「女神の祝祭日」がお勧め。シリーズ中で一番好きな作品です。
最初の5冊と「魔術師の弟子」、「女神の祝祭日」、もう1冊あったかな、挿絵が紫堂恭子さんです。もちろん作品世界が素敵なんだけど、紫堂さんファンも買いでしょう。