ショスタコーヴィチが好きで、彼を知るためには欠かせない最重要人物であるムラヴィンスキーのことを知りたくて、この本を買いました。
ショスタコーヴィチの交響曲13番の初演拒否事件の真相は、こうだったんだ!と納得。
二人の人柄からして、本当なのだろうな、と思った。
ムラヴィンスキーには「鉄の指揮者」「独裁者」のようなイメージがありましたが、頑固な面はあるにせよ、なかなかにチャーミングなじいさんだったようですね。
そういえば、ショスタコにも「暗い」「偏屈」といったイメージがありますよね。
頑固だけど淋しがりで、ビール好きなムラヴィンと、偏屈で皮肉屋だけど「いちびり」でサッカーマニアのショスタコ。そして二人とも家族大好き。
こりゃ、ソヴィエト音楽の認識を変えなきゃいけませんな。
ただ、筆者とムラヴィン周辺の思い出話が、変に主情的(思い入れ一杯)なので、ちょっと気になった(仕方ないのだろうけれど)。
よって星4つ。