オレンジとグリーンをメインに使って描かれ、
最終巻らしくムヒョとロージーのふたりが、赤い糸(電話線・笑)に繋がれて立っている。
あたたかい、作者の愛情が伝わってくるこの表紙だけでも、胸がいっぱいになる。
この巻には、ベクトール編の結末と、最終話であるロージーのコンビ解消危機のエピソード、
巻末には、連載前の読み切りが収録されている。この頃の絵も個性と魅力があって良い。
本誌では詳細の書かれなかった人気投票の結果も載っています。
箱舟編と同じように、ベクトール編も謎を残したまま終幕を迎え、
最終話も、綺麗にまとめられてはいるものの、急ぎ足で詰め込み過ぎている感が拭えない。
あと1巻か2巻あったらずいぶん深い内容になっていたのではないかと思う。
きっと作者は、もっともっとかれらを描いていきたかったのだろう。
現に、魅力的なキャラがたくさん居て、描かれかたに物足りなさを感じる部分もある。
小説の2巻目の刊行も決まり、読み切りもあるようだが、
またムヒョとロージーのふたりに会えることを願って止まない。
いつまでも終わって欲しくない、秀逸の作品でした。