No.3は,ZEPが名実ともに世界最高峰のロックバンドとして君臨始めた時期のブートを丁寧かつ良心的に解説している.73年欧州ツアーや,75年のアールズコート公演については,大変参考になる.特に名演連発の欧州ツアーの素晴らしさについての記載は正確かつ具体的で,私も実際ブートを何枚も購入し,日々楽しんでいる.まさにこの本のおかげである.ZEPのブートという大森林のなか,道なき道を間違いなく進むためには必携の書であり,マニアなら心底楽しめる.ただ残念なのは一部の執筆者の好意的過ぎる評価,つまりZEPなら,またはJ.ペイジなら全て最高とする点はペイジ信奉者の私から見ても割り引いて読んだ方がいいと思う.