雑誌掲載の形式が、読み切り形式から正式連載に格上げした「ムダヅモ無き改革」。
そのため、第一巻にあった一種のギャグや風刺性はやや陰を潜め、週刊少年漫画誌のようなバトル物に作風も変更している。
しかし、「大和田節」と称される熱い作風やセンスは却って加速しており、その筆力は何ら衰えていない。
地球連合側の首脳陣も第四帝国側も多士済々で個性豊か。ジャンプ黄金時代の直撃世代はノスタルジーさえ感じるのではなかろうか。
また、忘れてならないのが、モデルとなった人々の背景や業績を的確にトレスして作品に反映している点。
その回だけのノリや勢いだけではない、作品のもつ静かな知性にも瞠目してほしい。
麻雀漫画でありながら、只の麻雀漫画では終わらないというのは、先行する麻雀漫画作品との共通点であろう。