人の夢を喰う代わり、宿主に超常の力を与える「虫」が出現して10年。
大助と虫憑きの少女・詩歌が出会い、惹かれあう時、運命の歯車は回りだす。
大助は特務機関員にして最強の虫憑き「かっこう」だったのだ―。
薬屋大助と”かっこう”のギャップをどうとるか。
大助と詩歌の恋愛模様をどうとるか。
立花利菜の立ち位置をどう判断するか。
読み手にかなりの部分を委ねたような作品だと感じた。
正義や救済といった言葉が霧散してしまうような内容、非現実の中の現実。
生きてさえいれば ― まさに答えのでない永遠の課題に取り組む作品。
著者がどういった答えを導き出すのか、今後にとても興味がもてる。
好き嫌いがはっきりしそうな内容だから、強く人に薦めようとは思わない作品。
イラストが気に入るか、あらすじが気になる人は買ってみるのも面白いかもしれない。