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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
全員揃っている。大丈夫。誰も欠けていない。,
By CheyneWalk (英国ロンドン) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ミーナの行進 (単行本)
このせりふは、主人公の朋子がいつもはこころがそれぞれのところへいってしまっている親友ミーナの家族が揃って海水浴へいった貴重な幸福すぎたある夏の日の写真をみてつぶやく言葉です。小川洋子さん独特の世界が静かに柔らかに展開されるなかで、この言葉でもう切なくてたまらなくなってしまいました。私の年代(40歳です)になると、祖父が逝き、祖母が逝き、子供が親離れをしていき、兄弟が不通になっていきます。その代わりに、得るものも確かに多いのですが、子供の頃に大切だったものとは明らかに違います。 その愛おしさを思うと、この朋子の大丈夫、と言った言葉が本当に自分の胸に本当に響くのです。 子供の頃に、いろいろへんてこだったことが実は当たり前のことだったり、普通だったことがとても贅沢なことだったりしたことに思いが巡る、これまでに最も心に静かにそっと深く深く響いた作品の一つです。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
温かい終わり方に、ほっとしました。,
By
レビュー対象商品: ミーナの行進 (単行本)
芦屋、西宮、苦楽園…私が長く親近感を抱く地名が次々出てきましたし、ミュンヘンオリンピックの時が中2だったので、猫田、森田、横田、大古、南…懐かしい名前にジワーンとなりました。 余談ですが、女子バレーでは生沼さんが美形でしたよね。 小説も現実も、死や別れを避けて通ることはできず、もちろん川端康成さんの死もはっきり覚えて いますが、ポチ子を始め別れの場面もあり、悲しかったです。 入院を繰り返していたミーナまで逝ってしまうのではないかとドキドキしました。 けれども、なんだ、彼女ヨーロッパで颯爽と活躍中なんですね。 朋子も元気だし、ほっとする終わり方で、楽な気持ちで本を閉じることができました。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
温かい愛と、安心に満ちた上質な作品,
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レビュー対象商品: ミーナの行進 (単行本)
主人公といとこのミーナがともに暮らした一年間。二人の少女の成長、それを温かく見守る家族の姿をユーモラスに描く、 伸びやかで質の良い成長物語です。 全編があたたかい光に包まれているような 幸福と安心に満ちています。 本編中に悪意がまったく描かれることがなく、 穏やかな気持ちで読み終えることができ、 こんなに気持ちの良い本は久しぶり♪ 「ミーナの行進」というタイトルの意味がわかった時には ミーナの確かな成長に私までもが誇らしい気持ちになりました。 いつまでも家族の生活をのぞいていたかった。 素敵な本に出会えました。
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