自分たちの置かれた立場、問題を正しく認識し、そこから自分たちが学び、
そして協力し合って、解決に向かって進む、こういう仕組み、組織を
どのようにつくれば良いか、そのための「構え」のようなものを
教えてくれる一冊。言われてみればあたりまえだけど、今の我々は
それが出来なくなってしまった。
理論的には、
1.まず、自分たちのことを語り、理解を深める。(内省)
2.組織とか、意思決定のプロセス、問題点を分析する(分析)
3.グローバルに考えるとか、逆に自分たちのアイデンティティを考える(視野を広げる)
4.モチベーションの源泉とか、協力行動を阻害する要因を取り除くことを考える(協同)
5.感情やプレッシャーをコントロールして変革を起こす(行動)
ということになるが、この本は物語を語ることで、理屈ではなく、実践的に仕上がっている。
簡単に言ってしまえば、みんなで腹を割ってお互いの思いを語り合い、
そこからモチベーションを上げ、みんなで問題を再発見し、励まし合って、
行動を起こそう、ということ、と理解した。
昨今、理論に頼り、情報を管理しようとするばかりで、腹を割って話し合う
ことなどなくなってしまったが、実は、そういうことが大事なのだ、と
改めて思った。