内容紹介
架空のレコードをリリースし続けたスーパースター、日本上陸!
アート界でも評価が高まる作品集。
マイク発掘物語を含む待望の翻訳刊!
激動のアメリカを音楽とともに引きこもった黒人が、
歌う代わりに描き続けたダンボールのLP ジャケットから、 音楽が聴こえてくるゾ。
制作の起爆剤となる本!
「結局何でも自分で作っちゃうのが一番いいですね。
一途で無垢でキュートでファンキー、で無名…
カッコ良スギだろマイク!」大竹伸朗(画家)
「凄い!凄すぎ!凄すぎだ!
もったいなくてペエジが捲れない。
振るえて見るべし!」テリー・ジョンスン(ヘタうま大王)
あのBECKもファンだった!!!
「僕は、いつもヘンリー・ダーガーやダニエル・ジョンストンみたいな人に魅了されてきた。組織や何らかの一部として存在する必要がまったくない自分だけの創造的世界を作り上げた人々だ。完璧にひとりだけの世界。彼らは楽しみのために何でも創造できて、そこが意義深いんだ。昔のアメリカン・ライフには、こういう価値観がもっと存在していたよ」(音楽サイト「Spinner.com」より)
●日本版オリジナルWジャケ仕様。
●収録アルバムに邦題つけました。
●テリー・ジョンスン(湯村輝彦)さんのコメント帯付き。
内容(「BOOK」データベースより)
昼は刑事捜査官、夜になればDJという生活をしていた男、ドリ・ハダーは12月のある寒い朝、ワシントンD.C.の蚤の市で、いつものようにレコードが詰まった箱と向きあっていた。そこで彼は、ミンガリング・マイクというアーティストの小宇宙と予期せぬ出会いを果たすことになった。そいつは、たった10年の間に、50枚という驚愕的な枚数のレコードと、少なくとも出せうる限りのシングル盤をリリースした、60、70年代のソウル界のスーパースター。されど、微塵もこの名前に聞き覚えのないハダーは、詳しい観察でそのワケを発見した。その箱に収まっていたレコードは、中身のビニール盤までも全部が全部、ボール紙で作られていたのだ。一枚一枚は、見開きの仕様に組み立てられ、詳しいライナー文が書き込まれ、その「レコード」の溝は一本一本が丹念に描き込まれるという、念入りな仕上がりであり、しかも数枚のアルバムにはあたかも実際のレコード屋で手に入れたかのように、透明な薄いビニールの包装までもが付いていた。ハダーは自分の職業の知恵を活かし、間もなくミンガリング・マイクの自宅のドアの前に立つことになる。彼らの友情は芽生え、マイクは、おびただしい数のアルバム、ヒットシングル、サウンドトラック盤にまつわる神話と自分の人生の秘密を徐々に明かしていった。本書において、ハダーはマイクの心に刺さる人生物語を語り、彼の傑作アルバム、45回転盤を総天然色で紹介し、マイクの想像上の崇拝者とマイクを対面させることに、遂に成功した。