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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
 
 

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) [文庫]

スティーグ・ラーソン , ヘレンハルメ 美穂 , 岩澤 雅利
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた。

内容(「BOOK」データベースより)

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせるが、自らも瀕死の状態に陥った。だが、二人とも病院に送られ、一命を取りとめる。この事件は、ザラチェンコと深い関係を持つ闇の組織・公安警察特別分析班の存在と、その秘密活動が明るみに出る危険性をもたらした。危機感を募らせた元班長は班のメンバーを集め、秘密を守る計画を立案する。その中には、リスベットの口を封じる卑劣な方策も含まれていた。

登録情報

  • 文庫: 583ページ
  • 出版社: 早川書房 (2011/12/5)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4151792554
  • ISBN-13: 978-4151792557
  • 発売日: 2011/12/5
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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By Max-T トップ1000レビュアー
映画「ドラゴン・タトゥーの女」を見て原作を読みたくなり、原作「ミレニアム」シリーズ(全3巻)読了した。
読み応えのある小説だ。面白かった。

今回ハリウッドで映画化されたのは原作の第1巻だ。おそらく今後第2、第3巻も映画化されるのだろう。実は今回の映画化に先立ってスウェーデン映画として映画化されており、DVDを借りて見たが、そちらは私には面白くなかった。 好みの違いもあろうが、やはり映画はアメリカ仕立てが面白い。

一見わりと地味な展開の物語なんだが、一番の魅力はリスベット・サランデルという20歳代のヒロインのキャラだ。それにミカエルという40歳代の男性ジャーナリストがサブの主人公となって展開する。

ヒロイン、リスベットのキャラの何が魅力か? ヒロインは母、娘(リスベット)とも父親の暴力、虐待を受けて育ったというトラウマを抱えている。さらに精神病棟に入れられて権力と結託した医師から理不尽な拘束を受け、限られた人にしか心を開かない。しかし実は精神不安定でもなく、飛び抜けた集中力と行動力があり、ハッキング能力を磨いて天才的なハッカーとなる。

ひどく極端なキャラ設定なんだが、実はこれが多くの人の共感を引き起こす要素になっている。というのは、誰しもトラウマとまでは言わないにしても、子供の時分、学校の教師や親、その他の大人の自分に対する理不尽な態度に子供ながらに怒り心頭に達した経験はあるだろう。

しかし子供だから、上手に抗議も反抗もできず、悔しい想いが記憶の底に沈んでいる。その悔しさの記憶は、時間を巻き戻してあの時に戻れるなら、「こう言ってやりたい」、「こうやってやりたい」という一種の復讐の欲望にもなっている。

リスベットのキャラは、そうした誰の心の底にもあるような「悔しさと復讐の情念」を極端な形で先鋭化したものなんだ。しかもリスベットのトラウマは、当時の権力機構(公安の一部)が父親の背後にあったおかげで、個人的なものにとどまらず、最終的には権力組織の一部との対決に発展する。

その過程で、「国益、安全保障」名の下に不正を働き、それがばれそうになると組織保身のために手段を選ばない隠蔽工作に走る連中の醜さが描かれ、リスベットと彼女を助けるジャーナリスト・マイケルの闘いは、権力の陰謀を暴く一大事件に発展するというのが、2巻と3巻の展開だ。

1巻ではまだリスベットは「謎っぽい女」という以上の説明がなされないので、彼女のキャラで物語にぐいぐい引き込まれるのは実は第2巻からだ。 第3巻は復習編という位置づけになる。

似たモチーフの小説では「岩窟王」を思い出す。無実の罪を着せられて孤島の牢獄に入れられるが、脱獄し、ひょんなことから巨額の大金を手にいれた主人公が自分を陥れた金持ちや権力者に復讐を果たす物語だ。う〜ん、設定は違うが、モチーフは実にそっくりだと思う。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By みやさま トップ1000レビュアー
 個人的にはこの第3部が,止められない度が一番高く,実に面白いです。
 第1部では一応の決着がつき物語は第2部からは新たな物語が始まりましたが,第2部ラストで瀕死の状態となったリスベットが病院に送られ手術を受けるシーンから始まるこの第3部は第2部からの完全なる続編となっています。
 そのリスベットを再び精神病院送りにすべく暗躍する公安警察特別分析班の面々。
 調査を進めるうちにリスベットの有罪を疑問視するようになる警察官と彼女の有罪を疑わず何が何でも起訴しようとする検察官。
 彼女の無実を確信し,独自の調査をすすめるミカエル。

 この第3部では,上記のとおり,旧ソ連からのスパイやその秘密を守ろうと闇の国家組織の暗躍など,その道具立てが面白いのですが,でも本当に作者が言いたかったことは,ミカエルが弁護士である妹に対して言う
「この事件の核心は結局のところ,スパイとか国の秘密組織とかじゃなくて,よくある女性への暴力と,それを可能にする男どもなんだ」
ということばに表れているように,理不尽に虐げられている女性たちの存在についてなのだということです。

 雑誌「ミレニアム」の共同経営者であるエリカ・ベルジュがこの第3部では,大手新聞社編集長として引き抜かれ,大いなる期待感をもって新しい仕事につきます。
 新しい職場で部下を前に
「しばらくのあいだ足下がぐらつくかも知れません。私が決断を下すうえで助けが必要なときには相談させてください。皆さんの能力と経験に信頼を寄せています」
と発言するエリカは知性溢れる有能な女性です。
 しかし,彼女のような有能な女性でさえ職場で男どもから理不尽ないやがらせをうけ精神的に追い込まれていってしまう。
 このエリカの物語はリスベットの物語という大きな流れとは直接的には関連せず,エリカの物語がなくともストーリーとしては成り立ちますが,このエリカの物語があるからこそ,ミレニアム3部作をとおして作者が言い続けてきた女性に対する理不尽な差別や暴力を鮮明にし,物語全体の質を向上させているように思います。

 ミレニアム1部だけを読んで読み止めてしまった方,是非とも第3部まで読んでみてください。
 読み応えありです。
 
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ミレニアム3部作の最後 の小説になります
3部作の評価としては 第一部「ドラゴンタトゥの女」に次いで 面白かった
第2部で大金を得たリスベットが 帰国してから物語がミカエルの友人が暴こうとして
殺害されてしまう スエーデン が冷戦時代に起因する政治的陰謀とかに展開しますが
特に リスベットが逮捕されて法廷で裁かれる 部分での主人公 ミカエルの妹で
リスベットの弁護を依頼された 弁護士アニカ・ジャンニーニが 次々に 真実を
暴き出しつつ 精神科医 テレポリアン を追い詰めてゆく部分 は迫力十分です
ただ チョット気になるのは第1部で すごく特徴的に描かれた リスベットの特異な
性格が ここでは 少し変わってくるように感じました 
ネタバレですが 母親の遺産を 慈善団体に寄付するのなら なぜ?
といった些細な変化 が 今までのイメージにそぐわないような
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