「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」「ニューアース」等、
スピリチャル書で話題の著者
著者の作品は読んだことがなかったので入門書として本作を読む
絵本という寓話で著者の考えをわかりやすく伝えた作品だと思う。
ただ、著者の代表作を読んでいないからか
表面的にしか理解できなかった。
主人公の少年が、過去のいじめを受けた体験や未来の心配に苦しみ
おじいちゃんから「いまを生きる」大切さを教わり、実践するストーリー
たぶん、既存の考え方に慣れてしまいすぎているためだろうか
『そんなに簡単には”いまを生きる”になれないよ!』と思えてしまう。
主人公の例はいいとしても、現実世界では
・過去の苦しみから学ぶ
・心配をすることで未来に備える といったメリットも感じられる。
それから
・過去の幸せな体験を思い起こしながら生きる
・未来の栄光のためにいまの苦しみに耐える といった考えもある。
著者が考える”いまを生きる”が、さまざまな現実的な側面で
どのように捉えて行ったらいいのか?
いまを享楽的に生きる、という意味ではないのは何となく分かるのだが
未来に備えたり、約束をベースにしている人間社会において
”過去や未来は存在しないのだから、いまをめいいっぱい味わっていきよう”
というメッセージは、浮世離れしている気もしてしまう。
訳者による解説、特に代表作とこの物語の関係等があったら更に良かったと思う。
なんにせよ、話題の書である「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」
「ニューアース」にさらに興味を持てた。