まず、「スナイパー」の語源を初めてこの本で知りました。
「スナイプ」…チドリやシギ類を指す言葉。
これらの鳥は非常にすばやいため、これらハンターをスナイパーと呼んだことが始まりのようです。これが18世紀頃。
それから銃の歴史と共により遠く、より正確に狙撃を行うことができるようになっていく過程が、よく分かりました。
特に退役軍人など、実際の「スナイパー本人」に対して取材しているので、体験などがすごくリアルに伝わってくる感じ。
そしてその大変さも。
スナイパーは戦場では目の敵にされ、特に第2次世界大戦の東部戦線(ドイツ-ソ連)では、見つかり次第問答無用に…。
これはやはりスナイパーの持つ力の特異性に由来するものだと思う。
本文にも書いてあるけど、「1人を倒せば1000人がひれ伏す。」と古代中国の格言通り、狙われたら確実に命を落とす存在として恐れられていたから。
ただその任務は非常に厳しく、上記の東部戦線では寒さや極度の緊張感から、体力の消耗の激しさから数ヶ月ごとに休養が必要だったという。
こうして大戦中に磨き上げられた技術は、以降の戦争に生かされ、狙撃銃も大きく進歩していったようです。今では射程が1000mを超えることも。
でもこの作者イギリス人のためか、銃の取り上げ方にちょっと偏りがあるかなぁ…。自分の好きな「PSG-1」が最後まで出てこなかったんだよね。
まぁ値段が高いだけの特殊部隊用の銃だし、もしかして有名なのは某スニークアクションゲームの影響からなのかなぁ^^;
全般を通しては、大きな戦争のおさらいにもなったし、技術的にも光学機器の進歩や
弾丸の進歩など、脇役の部分にもしっかり焦点が当てられていて、すごくためになりました。