ツーリング用の地図には、目的地選びやそこまでのコース選びに参考となる情報の収録と、タンクバックに入れて停車時にコース確認のための「ちょっと見」がしやすいことという要求があります。これらは前者に力を入れて情報量を増やすと地図自体が読みにくくなるという相反する要求となります。
2010年現在、ツーリング用の地図として、本書(1:145,000の地図、A5変型)と昭文社の『ツーリングマップル』(1:140,000の地図、A5判、1,680円)とこれを大判にした『ツーリングマップルR』(1:120,000の地図、B5変型、耐水紙、リング製本、2,835円)の3種類があります。
昭文社のものが前者の要求に力をいれて編集されているのに対して、本書は「ちょっと見」がしやすいことを重点に編集されているようで、情報量的には昭文社が以前、発行の「2輪車ツーリングマップ」シリーズに近い感じがします。本書のサイズは小ぶりのタンクバックに収納しやすく、また、リング製本のため、見たいページを広げてのタンクバックの出し入れにも本の綴じ部を傷めることがありません。