登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
32 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生死の無数にある選択の一つではあるが・・自分だけの生と死を毅然と選ぶ姿を胸に刻みたい,
By ha-zakura "葉桜" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション [DVD] (DVD)
見てしばらくはレビューが書けなかった。最高傑作&世界中が感動した という種類では無く寧ろ「完璧ではない傑作」と思う。物語・演出は良いが特別目新しさは無い。しかし、何故だか後々までも語りたい作品なのだ。完璧では無いという事は、見た人に考える余地を残してくれるという事。老トレーナーのフランキーとマギーの父と娘のような愛、フランキーと元ボクサーのモーガンとの奇妙な絆、そしてレモンパイを食べる時だけは、フランキーとマギーはまるで恋人同士のよう。 「それでも生きている」これが、後半に繋がってくるのではないか?後半、とある理由であのような病院生活になるマギーだが彼女は「最高の人生を生きた、それはあなたがいたから」と短い生に自ら別れをつげようとする。その十字架を引き受けるフランキー・・これは究極の愛、だとか、尊厳死がテーマとかそんなものではないと思う。生きる為の映画だ。生きる、最高だと思える人生を。ジムに通う苛められている少年・・一生をジムの清掃係として終えるであろうモーガン・・皆、それぞれが自分の生を生きている。 マギーのリングネーム「モクシュラ」意味を知った時、私は胸から何かが零れ落ちるような思いがしました。 人生への賛歌でもない、教訓を得る映画でもない、完璧では無い人々が只一瞬の薄明かりの中に生きた・・そして選択した。それ以外何も無い、だがそれがすべてだ。陳腐な感動は必要なし、激しく心を揺すられ息が詰まった作品。 生に答えの出ない私には上手な感想は書けなかったが、勝利した時のマギーの笑顔は今も鮮明に焼き付いている。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
イーストウッドの映画は、どれも例外なく素晴らしい!,
By
レビュー対象商品: ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション [DVD] (DVD)
光と影のコントラストの奇蹟美が、観る者すべてを陶酔させるクリント・イーストウッドの新作は、重厚で、文学的香り漂う傑作だ。アイルランド系アメリカ人のプア・ホワイト層の、もう若くない女性ボクサーが、同じ出自の老トレーナーと巡り会い、チャンピオンを目指すという、劇的で、ハードな「明」の第一部と、一転、それが、この上ない悲劇的な展開となる「暗」の第二部がらなる構成は、静謐で、ストイックな「力」が充満している。「ブロンコ・ビリー」でも「アウトロー」でも「許されざる者」でもそうだったが、社会の下層で生きている人々を見つめるイーストウッドの眼差しは、限りなく優しい。エキサイティングなボクシング・シーンより、深夜、ジムで、ひとり黙々と、サンドバックに拳を叩き続けるマギーの姿の方が、よりドラマチックで、感動的だ。マギーが、スクラップの「住居」を見て、自分の人生と境遇と同じ匂いを感じ、瞬時に、信頼関係が生まれるのも良い。スクラップが、“ハートだけの”デンジャーに接する優しさは、思わず涙がこぼれそうになる。ヒラリー・スランク、モーガン・フリーマン、ともに忘れえぬ名演。そして、我らがイーストウッド!アメリカ本国で物議をかもしたラストは、極めて、イーストウッド的な“誠実さ”の顕れだと思う。文句なしに、今年のベスト1にランクされるべき作品。
25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
毅然とした映画,
By 謎美-3 (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション [DVD] (DVD)
アメリカ映画を観ていて「ベイビー」という言葉の使い方に感心することがある。子供、恋人、犬、ロケットにまで、彼らは「カモン、ベイビー」とか言ってる。呼びかける対象への愛情が感じられて、いいな、と思う。 「ミリオンダラー・ベイビー」。100万ドル稼ぐ私のベイビー。なんていいタイトルだろう。 31歳でプロボクサーになることを夢見るマギーのガッツ。彼女がコーチを依頼するフランキーの孤独。二人を見守る“スクラップ”の温かさ。 そして、3人の間にただよう、厳しさとほのかなユーモア。 スポーツ映画のようなすべり出しをみせる物語は後半、思いがけない方向へ転がり始める。 そしてマギーは、フランキーにひとつ頼みごとをする・・・。 前半の「動」と後半の「静」。そのくっきりした対比が、映画に強靭さと説得力を与える。 マギーが知りたがっていた「モ・クシュラ」という言葉の意味をそっと教えるフランキー。それを聞いた瞬間のマギーの、幸せそうな深い微笑み。 イーストウッドは人間を信じているのだ。人間を絶対的に信頼している。 75歳にしてなお背筋を伸ばし、頭をしゃんとあげて前進する、クリント・イーストウッド自身のような、毅然として矜持の高い映画だと思う。 映像的には、独特の「闇」が素晴しい。特にダイナーにいる二人を外から撮影したシーンは、闇の中に二人の心まで映し出されているようで、泣きたくなるほど美しい。 「ボーイズ・ドント・クライ」以後ぱっとしなかったヒラリーだが、今回の彼女は光り輝いている。ファイト・シーンではおさげ髪を振りたて、からだ全体で生きることの素晴らしさを表わして元気一杯、陶然とするほどチャーミングだ。陰影の濃い演技と、確かな感情、深い余韻を残して、2度目のアカデミー賞主演女優賞の名に恥じない。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|