9組の男女がドラマを紡いでいくのですが、うち4組(プラスBONUS TRACK1組)が10才以上の年の差です。
年の差萌えの面目躍如!
女性が年上で男性が年下もいいですね〜。
(前作「ドント・クライ〜」と「Love.Hate〜」では年上男と年下女で萌えまくりました)
何を言えば(すれば)相手が受け入れる(喜ぶ)か分からない若者と、
自分が何を欲しているのか分からない大人の女。
オトコが求めて女が与える…という構図ではあるのですが、
「オトコに求められるコト」
ソレが女が奥底で欲していたもの。
年の差がありすぎるのは世間的にどうかとか(モラル的にとか?)、
自分の崩れかけた体の線とか、
自分の気持ちを傷つける青過ぎる言動とか。
リスキーな事が山積みでも、欲していたものをくれた相手を憎めるはずがないのです。
憎めない心持ちに、相手のトキメキがプラスされて…なんともいえずウキウキした空気になっている。
それぞれのラストページを読んだ時はそんな感じを受けました。
例えば、友人や恋人と自宅で楽しい一晩を過ごして、翌朝駅まで送ったあと帰宅した時の部屋の残り香みたいな…。
幸福な「気分」や「記憶」が部屋に漂っている。
ヤマシタ作品を読むと、そんな感覚を覚えます。
幸福な…ばかりでもありません。でもそんなドロドロの掘り起こしも楽しめます。
あと今回は男の子の生臭い念…みたいな物が所々に現れますが、(わき毛とか、思春期の乳房への妄想とか、上から下まで品定めとか)
ウワー、オトコってなんでそうなんだろ(ドン引き)…な要素がバッチリ入っていて感心してしまいました。
「やさしくない女のひとって、なんでこんな怖いの」なんて言われたら、引きの極地ですわよ。
こんな生理に訴えて来る部分もヤマシタ作品の武器のひとつだと思います。
ハッピーエンド!と単純には決め難い。
従来からある語り方ではない。(起承転結、的な)
心地よいものばかりを是としない、どん欲なアタックをかまし続ける。
すべてヤマシタ作品のすばらしい点だと私は思います。
とにかく今回も楽しめました!
早くも次回作が待ち遠しいです。
でもお体お大事に…。