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ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ新書juice)
 
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ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ新書juice) (単行本)

by マルコ イアコボーニ (著), Marco Iacoboni (原著), 塩原 通緒 (翻訳)
4.8 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

「生物学におけるDNAの発見に匹敵する」と称される、マカクザルで偶然みつかったミラーニューロンは、他個体の行動を真似るかのように発火する脳神経細胞だ。最新の研究で、この細胞はヒトにおいても、共感能力から自己意識形成に至る、じつに重要な側面を制御しているらしいことが明らかになってきた。ミラーニューロン研究の先端を切り開いている第一人者がこの細胞の意義を自ら、近年行なわれている驚くべき脳撮像実験などの詳細を紹介しつつ解説する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

イアコボーニ,マルコ
イタリア生まれの神経学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デイヴィッド・ゲフィン医科大学院の精神医学・行動科学教授。同大のアーマンソン=ラブレース脳地図センターを拠点とし、独創的な脳撮像実験を駆使してミラーニューロン研究をリードする

塩原 通緒
翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 単行本: 363 pages
  • Publisher: 早川書房 (2009/05)
  • ISBN-10: 4153200026
  • ISBN-13: 978-4153200029
  • Release Date: 2009/05
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.6 x 0.9 inches
  • Average Customer Review: 4.8 out of 5 stars  See all reviews (5 customer reviews)
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51 of 59 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 90年初頭に発見された“ ミラーニューロン”、これは非常に興味深い神経細胞である。これは、専門家による脳科学の新しい一般向け解説書だが、非常に面白い!, 2009/7/13
By Dr.Shigeharu Mutoh - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
この本は、レビューなど気にせずに、すぐに読むことをお薦めする。何しろ、これまでの自分や他人の行動が説明されていく・・・これは、面白く、やや怖くもある。さて、目次、つまらぬ我がレビューをお読みいただくより、本文の一部のほうが優れたinvitationになろう・・・『大昔から、哲学者はなぜ人間どうしが互いを理解できるかについて頭をかきむしってきた。その困惑はもっともだ。かつてはそうしたことを研究する科学が基本的になかったのである。この一五〇年ほどは、心理学や認知科学者や神経科学者がそれぞれの専門分野から---そしてこの五〇年ほどはさらに多くの科学分野で---研究できるようになってきたが、それでも長いこと科学者たちは頭をかきむしっていた。他人のしていることや考えていることや感じていることを私たち人間はどうしてわかるのか、その仕組みは誰にも説明ができなかった。今では、それ説明できる。人間は脳にある特殊な細胞の集まりのおかげで、他人をきわめて微妙なところまで鋭敏に理解することができるのだ。それらの細胞群を総称してミラーニューロンと言う。この微小な奇跡によって、私たちは一日を切り抜けている。・・・』。サァー続きはお読みください。この研究が広い分野(精神医学は勿論、薬学、・・・ビジネスにまで)に関わる可能性も論じられています。面白いことは大切で、著者は一級の神経学者ですから信用できる著書です。記述も良い。是非お読みください。お薦め!

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5 of 5 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars ミラーニューロンの全貌を平易に解説, 2009/11/6
ミラーニューロンが物真似細胞だということは他の脳科学・神経科学の書籍を通じて知ってはいましたが、本書を読んでミラーニューロンが人間個人と集団、社会に及ぼす影響の大きさを知ることができました。

例えば、

ミラーニューロンを通じて様々な言動が模倣されていくことで文化が生まれ、その文化をミラーニューロンを通じて更に模倣されていくという、文化形成スパイラルの一翼をミラーニューロンが担っているとのことです。ドーキンスが提唱したミーム(文化遺伝子)とミラーニューロンがここで繋がります。今後はミラーニューロンを介したジーン(遺伝子)とミームの関係についての研究が進んでいくのでしょう。

ミラーニューロンが進化の過程で形成されてきたことから、ミラーニューロンが模倣しやすいのは人間の本性に適ったもののようであり、なんでもかんでも模倣すうわけではないとのことです。従って文化として形成されるものは人間の本性という制約から逃れることは容易ではなさそうです。人間と社会がここで繋がります。今後は文化の要素と人間の本性との関係につての研究が進んでいくのでしょう(最近、集団志向的な文化を持つ国々の国民の多くに特異的な遺伝子の変異が見られたというプレスリリースがありました)。

ミラーニューロンは島という脳領域を経由して感情を司る大脳辺縁系につながっていることから、言動を意識的に認知するより前に、無意識下で情動が呼び起こされるとのことです。ダマシオの仮想身体ループ・ソマティックマーカー仮説とミラーニューロンがここで繋がります。これまで認知科学の領域だけで説明されてきた模倣・学習という人間の能力について、今後は理性と感情の関係がより上手く整理されていくのでしょう。

ミラーニューロンの発見が、「生物学におけるDNAの発見に匹敵する」と称されるだけのことはあると思わされます。
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10 of 13 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 自分を大切にする人は、周囲の人を大切にする人, 2009/8/12
By Izolde (東京都新宿区) - See all my reviews
自分を知りたければ、自分の周りの人を見てみること。自分が他人にしてほしいと思うことを、他人にしてあげること。他人の幸福を喜ぶことが、自分を幸福に導く。なんとなく真実らしく語られてきたこれらのことが、ミラーニューロンの発見によって科学的に裏付けられた。

誰かに会ったときは、まず自分から笑顔であいさつをしてみる。あなたの笑顔を見た相手の脳の中では、ミラーニューロンがあなたの表情をそっくりそのままシミュレーションして、相手は幸せな気分になるとともに、あなたに笑顔を返す。相手のこれらの行動は、ほとんど本人の意識的なコントロールが及ばないうちに行われる。笑顔を作っただけですでにいくぶん幸福感を感じていたあなたは、相手の笑顔を見てさらに幸福になる。

この逆のことも起こりえる。楽観的な気分で歩いていた友人が、たまたま道であなたに出会ったとする。あなたは、昨日起こったイヤな出来事が頭から離れず、苦虫をかみつぶしたような顔をしている。友人の脳の中でミラーニューロンがあなたのしかめっ面をシミュレーションする。友人もイヤな気分になって、眉間にしわを寄せた顔をあなたに向ける。その顔を見て、あなたはますます暗い気分になる。

簡単に言えば、ミラーニューロンはこんなことをするらしい。人間には他人の喜びを自分の喜びと感じたり、他人の痛みをあたかも自分の痛みであるかのように感じる能力があるのだ。周りの人を大切にする人は、自分を大切にする人でもある。この本は、科学的根拠に基づいて、そのことを実感させてくれる。

テレビで戦争でケガをした人たちの姿を目にすると、まるで自分が傷つけられたかのような痛みを感て、戦争に反対する気持ちが強くなる。レーダーに映るピンポイント爆撃の映像を見ただけでは感じられない痛みだ。戦場で多くの人が虫けらのように殺されていく場面を見た兵士が、頭の中で自分が殺される場面をシミュレーションしているとしたら、帰還兵たちの中にPTSDを発症する人が多くいることにも納得がいく。





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Published 24 days ago by ともこ

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Published 5 months ago by 佐伯ニューロ

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