「少林サッカー」「カンフーハッスル」のチャウ・シンチー監督が、自身初となるSF映画にチャレンジした痛快ドタバタ・コメディです。チャウ・シンチー演じる父親の息子ディッキーを演じたシュー・チャオは、実際には女の子でありながら少年役に抜擢され話題になっていいますが、彼女のなりきりぶりも、違和感がなくてメチャメチャ上手いです。
また、先生役で『少林少女』にも出演していたキティ・チャンが「少林少女」の女子大生ぶりとは違い、落ち着いた大人の女ぶりを見せています。(萌)
「少林サッカー」や「カンフーハッスル」のようなワイヤー+CGアクションシーンも少々ありますが、あくまでもアクションシーンは見せ場ではありません。アクション・コメディを期待するとはぐらかされる事になります。チャップリンとスピルバーグを足したような、ビンボー少年とE.T.のふれあいファタンタジーをおバカ映画にしています。まさに香港映画らしい『ゆる〜いB級コメディ』。(笑) 好きな人にはたまりませんが、ついてゆけない人もあるかも。
チャウ・シンチーがこだわったという「ミラクル7号」の造形も、女の娘や子供が大喜びしそうな愛らしさ。安手のぬいぐるみキャラグッズのようですが、意外に表情があり、愛嬌がある。こいつがベタな笑いをかましてくれます。
既存のハリウッド映画のパロディや、自身の映画「少林サッカー」「カンフーハッスル」のセルフパロディもあり、結構ベタなネタで笑わせてくれます。
ベタネタでゆるゆる楽しませて、でもクライマックスで怒涛の親子感動モノに持って行くという香港映画の王道。お約束の「ウ○コネタ」もあります。(苦笑)