1984年に誕生した、擬人化されたミュータント忍者である4匹の亀たちの活躍を描いたアメコミ原作が作品。アニメ化はもちろん、過去には実写映画化もされ自分も幼い頃に観賞した記憶がある。近年、再びアニメ化され日本劇場未公開ながら今作のフルCGアニメ化ということでその人気は再燃しつつある模様。
ストーリーはシリアス路線で、従来のような全編にわたるオトボケな雰囲気ではない。数年間、修行に出ていた兄弟のリーダーであるミケランジェロと短気なラファエロの確執が描かれつつ、冷静なドナテロといつものお調子者なミケランジェロの4人と彼らの心の支えであるスプリンター先生の絆が表現されている。たとえ意見が対立しあっても、最後には兄弟の絆を結束させるという流れはベタではあるが、この4人組の場合は見ていて飽きない。彼ら4人の親友であるヒロイン、エイプリル(日本人に馴染みのあるTVレポーターという設定ではない)と、彼の恋人でありラファエロと同じくらい公選的なケイシーの2人も加わり仲間にも恵まれている。
兄弟の宿敵であるシュレッダーとの戦いの後が描かれているので、今回の敵は新しい存在であるウィンターズと不死身の将軍達。シュレッダーが率いていたフット団を彼の義理の娘であるカライが代表し、ウィンターズと手を組み古代のモンスター達を集めようと目論む。最終的にはウィンターズとカライもTMNT達と共闘することになるので数の上で不利という印象はなく、大団円を迎えるのでやはり子供もワクワクしながら観れる展開であるのは相変わらずで安心した。
ナレーターは『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーン、エイプリル役にはサラ・ミシェルゲラー、ケイシー役には『ファンタスティック・フォー』シリーズのクリス・エヴァンス、カライ役にチャン・ツィィー、そしてウィンターズ役には『X−MEN』シリーズのパトリック・スチュアートと亀4兄弟を差し置いて無駄に豪華な声優陣にも注目。ちなみに日本語版では亀4兄弟は2003年版のアニメと同じ声優なので子供にはこちらのほうが馴染んでいるかも?
ピクサー作品などは手放しで迎えられこうしたCGアニメが未公開なのは少し残念。予想していたよりも遥かに美麗でアクティブなCGに満足な作品であった。