ミャンマーにとって日本は最大級の経済援助大国でしょう。現政権から日本国大使が下にもおかないもてなしを受けるのは、ある意味、当然で、それすら気付かずに脳天気に舞い上がっているのには恐れ入りますな。なにか旧満州国擁護論でも読まされているような痛みを感じました。自分の足で地べたを歩いたことのない外務官僚の関心の持ち様なんて、大抵こんなところなんでしょうかね。
植民地型経済構造から脱却することの困難や、領土といっても旧宗主国の縄張りにすぎないものを引き継いでしまった多民族国家の苦悩、民主化が求めている本質のところなんかには、まるで目が届かないようですが、無駄使いが多いと批判されるばかりか、しばしば日本のODAが相手国国民から恨みを買ってしまうというのも、この著作を読むと解るような気がします。ミャンマー政府や日本の政府高官に自分の存在を高く買ってもらいたいのが本音の著作ではないんでしょうか。ほかに何か書いてありますか? この本って。