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ミムス―宮廷道化師 (Y.A.Books)
 
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ミムス―宮廷道化師 (Y.A.Books) [単行本]

リリ タール , Lilli Thal , 木本 栄
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

囚われの王子フロリーンの生きのびる道は、宮廷道化師になることでしかなかった。誇りを捨て、敵の王の笑いを得て活きる。笑いこそが最後の武器であった。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

タール,リリ
高校卒業後、看護師として働いたのち、大学で中世史を学ぶ。その後、マルチメディア・情報技術を学び、2000年から執筆活動に入る。デビュー作の『ピレマイヤー警部』は2002年にベスト児童推理小説賞を受賞し、以来シリーズ化された。『ミムス―宮廷道化師』は2004年のドイツ児童文学賞にノミネートされたほか、バード・ハルツブルク青少年文学賞、若い読者が選ぶ青少年文学賞などを受賞。現在、ふたりの子供と夫とともにフランケンに住む

木本 栄
翻訳家。イギリスのロンドン生まれ、ドイツのボン大学卒業。ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 550ページ
  • 出版社: 小峰書店 (2009/12)
  • ISBN-10: 4338144319
  • ISBN-13: 978-4338144315
  • 発売日: 2009/12
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 290,525位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
何不自由なく暮らしていた一国の王子が、謀略により父や家臣は地下牢に捕らわれ、
自分は道化師見習いにされてしまう。
はじめての空腹や屈辱、虐待により、自分を見失いそうになる王子は、
”師匠”である『道化師ミムス』から生きるためのすべを学んでいく。
魔法や妖精など一切出てこないので、全て、自分の力で切り抜けていかなくてはならない。
失敗をしたときは、一日一食の食事を抜かれたり、ムチで打たれるなどわが身を持って罰せられ、
くじけそうになる主人公に共感したり、あきらめるな!と励ましたり、また、自分なら戦い続けられるか?と
自問しながら読むことができる。
子供たちにとって、魔法が出てこない『リアルなファンタジー』になっていると思う。
主人公からミムスに贈られる感謝の気持ちは、この物語を締めくくるに相応しい物だと納得するだろう。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ひこ・田中 トップ100レビュアー
形式:単行本
 父王が、敵対する隣国の王と停戦交渉をするために出かけて不在であるところから、物語は始まります。
 父のいないすきに、友人たちと羽を伸ばす王子フローリン。
 そこへ、父王の使いが来て、交渉がまとまったので、祝いの席に出席するようにとの連絡が入ります。友好関係を継続するために隣国の姫と結婚させられるのでは? とはやし立てる友人たち。
 どんな姫だろう? かわいいかな? なんてのんきに隣国へとむかう王子。しかしそこに待ち受けていたには隣国の王の罠でした。
 すでに父王以下、国の重鎮たちは皆捕らえられ、そこにのこのことやってきたフローリン。
 彼を殺さない代わりに与えられたのは、王の道化になることでした。逆らうと父親が殺されてしまいます。だからもちろん、脱出もできません。
 この国の道化はミムス。フローリンは彼の弟子となり、生き延びるために屈辱的な身分を生きるのです。ミムスとは代々の道化の名前です。だからフローリンも今の名前はミニミムス。ミムスが死ねば彼がミムスです。最初はミムスを軽蔑し憎んでいたフローリンですが、やがて彼の道化としての生き方を知り・・・。
 フローリンの運命は?
 設定だけでもう、読みたくなるのは必至。
 リリ・タールはそれによく応えて、読み始めたら止まりませんよ。
 文章がすっと頭に入ってくるスキルが必要なレベルですが、最初、「読みにくいなあ、難しいなあ」って思う読者も、ちょっとだけがんばってみて。だんだん頭に入ってきますから。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By あや
形式:単行本
何度読んでも飽きません。小説ならどんなものでも大概入り込んでしまいますが、このミムスは入り込んだ後、なかなか出てくることができず困っています。もうすでに4ヶ月ほど抜けれていません。
ストーリーとしてもしっかりとした芯が通っていますし、その周りの肉づけもとってもおもしろく、読み逃してよいところは何もありません。また、中世の慣習も取り入れられており、そのようなことを知りたい方にもとっつきやすいかとも思いました。
最初の一章は、それほど熱中できなかったのですが、どんどんおもしろくなっていきました。語り口がなんともいえず素晴らしいのですが、とにかく、フロリーンの心情が痛いほど伝わってきます。道化という立場だからこそ許されること、道化だから許されないこと。憎むべき相手が、愛され、尊敬される人物であること。友情。信頼。様々な要素が散りばめられていて、それに沿ったフロリーンの気持ちは心痛いものがありますが、目が離せません。
題名にもなっている道化の師匠のミムスですが、私はミムスの完璧な虜になってしました。好きで好きでしょうがないくらいです。憎らしくも、愛すべき存在。職業道化師とはまさにこんな人物だったのだろうと思いました。
一度読んだら、はまってしまうこと間違いありません。借りるより、購入したほうが後悔しないでしょう。
映画化したらおもしろいんじゃないかな?との意見もあり、実際私もそう思いますが、ミムスは読み手の中で確固とした存在になるので、映画化されたらちょっとイメージ変わってしまいますね。
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