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登場してくるお料理は四国では定番のもののようですが、私にと
っては、初耳のものばかりで、そのぶんますます美味しそうに感
じられてきます。
お料理上手で聡明で控えめな奥さん。男の方からみたら理想の奥
さんかも知れないですね。そんな奥さんのもとには、主人公の友
人達がお料理と謎解きを求めて集ってきます。
ミステリーとしては、?という部分といち部もありますが、二
人のまるで漱石の世界を思わせるような暮らしぶりと美味しそう
なお料理には一読の価値があります。
因みに、私は、この本を読んで鰹節派からイリコだし派に改宗し
てしまいました。
事件解決の妙もさることながら、とても美味しそうなお料理、お庭で感じる季節感、ご夫婦の会話のなんとも言えない愛らしさ。
そこだけ時間がゆっくり流れているような、素敵な雰囲気のお宅にゼヒ訪問してみたいと思ってしまいます。
それから「作家」のぼくと周囲の人との会話はまるで、漫才のようなのである。
住んでいるのが八王子の奥。
庭にはオリーブが植わっており、ブルーベリーの苗も植えたそうな。
白い彼岸花が咲くその庭にミミズクが餌をもらいに来る。
そんな情景が心から離れない。
五感すべてに訴えられ、とても心地よく私の心に響いた。
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