あまりにも有名なダーウィンによる、ミミズの観察記録である。
ミミズの習性、ミミズによって地表に運び出される土の量、古代建造物の埋没に果たしたミミズの役割、土壌浸食へのミミズの関与、等が目次としてあげられている。
非常に身近な、しかしあまり注目を集めることのないミミズについて、詳細な観察を何年にもわたって行った詳しい研究が記されている。
ミミズの非常に詳しい外観からは、彼らに硬い口があり、剛毛が生えているということを初めて知った。ミミズは巣(トンネル)の入り口にふたをする際に、とがった葉っぱなどを用いるが、単に平らなものを何でもかんでも引っ張ってくるのではなく、そこには試行錯誤の結果とがった方を引っ張るという知的な行動までが観察されると書いてある。
観察は、葉っぱの引っ張り方や、下の方の土を表面に運ぶ様子について事細かに何年にもわたって継続され、非常に詳細である。
これを読んだ後はミミズに対する見方が変わったことにくわえ、物事に対する姿勢そのものも、さらに丁寧にと思うようになった。