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ミミズと土 (平凡社ライブラリー)
 
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ミミズと土 (平凡社ライブラリー) [新書]

チャールズ ダーウィン , Charles Darwin , 渡辺 弘之
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

土壌を改良し、景観をかたちづくるミミズの働き・生態を初めて明らかにしたダーウィンの古典的名著。

内容(「MARC」データベースより)

ミミズによる土壌の侵食をていねいに観察し、ミミズが土を耕耘・改良に大きな役割を果たしてくれていることを客観的に、量的に実証する。生態学の古典的名著、偉大なダーウィンの最後の著作。〈ソフトカバー〉*

登録情報

  • 新書: 317ページ
  • 出版社: 平凡社 (1994/06)
  • ISBN-10: 4582760562
  • ISBN-13: 978-4582760569
  • 発売日: 1994/06
  • 商品の寸法: 16 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 255,743位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
あまりにも有名なダーウィンによる、ミミズの観察記録である。

ミミズの習性、ミミズによって地表に運び出される土の量、古代建造物の埋没に果たしたミミズの役割、土壌浸食へのミミズの関与、等が目次としてあげられている。

非常に身近な、しかしあまり注目を集めることのないミミズについて、詳細な観察を何年にもわたって行った詳しい研究が記されている。

ミミズの非常に詳しい外観からは、彼らに硬い口があり、剛毛が生えているということを初めて知った。ミミズは巣(トンネル)の入り口にふたをする際に、とがった葉っぱなどを用いるが、単に平らなものを何でもかんでも引っ張ってくるのではなく、そこには試行錯誤の結果とがった方を引っ張るという知的な行動までが観察されると書いてある。

観察は、葉っぱの引っ張り方や、下の方の土を表面に運ぶ様子について事細かに何年にもわたって継続され、非常に詳細である。

これを読んだ後はミミズに対する見方が変わったことにくわえ、物事に対する姿勢そのものも、さらに丁寧にと思うようになった。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ysato
形式:新書
 進化論で知られるダーウィンの遺作で,表面上は「ミミズの生態の研究」.しかし,背後に潜むテーマはたいへん深い.

 ミミズのような,我々が普段とるに足らないと考えているようなもの(生物)の働きでも,数万〜数百万年といったスケールで作用し続けると,想像を絶する結果をもたらす.例えば,古代の遺跡を地中深くに沈めてしまい,丘陵を平坦な地形にならして景観をも変えてしまう.

 我々は,ミミズたちの何万年にも及ぶ働きによって形成された大地の上に住んでいるというわけなのだが,そのことに全く気がつかない.あるいは,想像すらしない.我々人間にとって,長大な時間スケールでの物事の成り行きを考えることが,いかに難しいことであるかを暗に指摘している.なにしろ,自然選択説やこの「ミミズと土」の真のテーマの価値が,未だ多くの人に理解されていないのだから・・

 本の内容は詳細・多岐に渡っており,個々のトピックも面白いが,全体像がつかみにくい.そこで,巻末の解説(スティーブン・J・グールドによる)から読んでみるのがお奨め.
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By はいでお トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 土壌や地形を形成するうえで小さなミミズが重要な働きをしている事を論じている。初めに、ミミズの解剖、行動の特性を述べ、ミミズが小さな砂を食物と一緒に体内に取り込み、すりつぶすことにより、より細やかな土に変え、葉をトンネルの中に引き込んだり、消化して肥沃土を形成すること。地中の土を食べ地表に排泄することにより、次第に地表の物体が地中に埋もれてゆくこと。その排泄された糞塊が雨、風や地面の傾斜により、次第に土壌が動いて地形が形成されてゆくことを論じている。 
 内容に関しては、100年以上も昔の論文なので実験方法が簡単で、内容には俄かに信じがたい考察の所があり、本当かどうか自分でも検証実験でもやってみようかと考えてしまう。また、仕方がないのだが、ヨーロッパの農村が研究の舞台であるため、詳細に状況を説明されてもよくわからない。いずれにしてもやる気を起こさせる点ですばらしい作品だと思う。子どもの自由研究の前に親が読むといいかもしれない。
 以上のように、内容に関しては非常に地味である。しかしながら本書の最も重要な点は、その論述自体だけでなく、研究態度と方法だと思う。地味だが細やかで念入りな観察。そこから得られた結果を基に仮説を立て、また地味で気長な実験や観察を続け、結論に至る。この態度をわたしは尊敬します。人生でもこのように地味で脚光を浴びなくても、意味ある仕事が出来たらよいと思う。どんな分野でも脚光を浴びる出来事の裏には何倍ものこつこつ積み重ねてきた努力があるものなのでしょう。
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