カジヒデキというアーティストはよく誤解されやすい。
それは、元をたどればこのアルバムによるところが大きいように思う。
しかし、逆に言えば、このアルバムがそれだけのインパクトを持っているという何よりの証拠。
イメージとしては、東横線の自由が丘から都立大あたりの線路沿いの風景とおしゃれなカフェの風景をオーバーラップさせた感じ。
実際、1曲目のPVでは、このあたりがロケ地として選定されている訳だが、カジヒデキはこの東京の小奇麗な住宅街のささやかな暮らしを実に忠実に音として再現している。
そういう観点からすると、このアルバムは極上の仕上がりを持っている。
だからこそ、はずせないヒトにははずすことの出来ないたった一つのアルバム。
いつまでも手元に置いておきたい唯一のアルバム。
石鹸の香りに包まれたようなゆったりした時間をいつでも味わわせてくれる大切なアルバム。