吹雪の中、ピークへのアタックを試みた著者とパートナー。
C4で援護する隊員と唯一の交信手段であるトランシーバーが凍り音信不通。
隊員は直ぐさま「疲労凍死」と決めつけ、翌日にはC3からC2へ、更に
その翌日にはC1まで下山している。
もう2日だけ隊員がC3に留まっていてくれたら誰も死なずに済んだのに…。
壮絶な19日間を経て、著者は運良く地元の民族に発見され助けられる。
凄まじい幻聴・幻覚の中、そして凍傷に侵され感覚を失った両手(指)と
両足(膝下)にも関わらず「生きる」執念を強く持ち、健常者でも困難な
絶壁をザイルで降りる。
本当に壮絶です。
そして「必ず生きて帰るんだ」という著者の強い意志に、本当に感動しました。
私は“風雪のビバーク”よりもむしろこの本の方がより衝撃的だと思います。
是非お勧めしたい1冊です。