2001年のパトレイバー劇場版第3作と同時上映された短編アニメ作品です。
(※公開当時は3本中の1本がランダム上映)
ProductionI.Gの3D技術力を持って、まるでその場で棒付き2Dキャラ中心の
紙芝居を観ているようなリアルでヘタレた面白さに溢れています。
ただし、劇場版第1,2作含め、パトレイバーを視聴済みの観客を狙った作品ですので要注意です。
パトレイバーという作品の隅を突付く笑いとおふざけ満載で、往年のファンならニヤリ。
後に「攻殻機動隊S.A.C」シリーズを手がけた神山健治の初監督作品でもあり、
巧妙な演出にも力量の末端を垣間見ることが出来ます。
合計40分程度の尺の手ごろな短さもいい感じですね。
第1話「吼えろ リボルバーカノン!」
鉄砲好きのために鉄砲嫌いな特車2課・後藤隊長が、
パトレイバー主力武器・37mmリボルバーカノンのウンチクを語ります。
警察装備や兵器としてのその存在定義をややブラックで
皮肉たっぷり自虐的に描いた楽屋裏ネタ満載です。肩の力を抜いて楽しめます。
第2話「あヽ栄光の98式AV!」
特車2課整備班・シバシゲオによる、過去のロボットアニメやおもちゃ業界の
歴史から見るパトレイバーこと98式AVイングラムの位置づけの偉大さを大きくアピール。
シゲオ役の声優・千葉繁の自由奔放な演技の巧妙さと完全にアニメ業界そのものの楽屋ネタから
自社(ProductionI.G)製作作品ネタまで幅広いお馬鹿な描写に大爆笑。
第3話「特車二課の秘密!」
最後に南雲しのぶ隊長が警察組織としての観点から
特車2課の黒歴史をレポート形式で淡々語ります。
劇場版第1,2作のシーンもちらつかせながら「カミソリ後藤」こと後藤隊長の
間違った切れ味があさっての方向へと冴え渡ります。真面目な口調ながら段々声高らかになる彼女と
警察にあるまじきお話のギャップにこれまた爆笑。