画太郎先生は実は可憐な美少女も魅力的に描けてしまうという事は珍遊記やまんゆうきの時代からの読者には言わずと知れたこと。
表紙を一見したとおり、作中に登場する女の子はもう身悶えするほど超絶可愛いです。
…しかしというか、やはりというか、そこは漫☆画太郎作品。
全裸のジジイ・ババアが乱舞し、某漫画のパロディがそこかしこにちりばめられ、拡大・縮小されたコピーコマが多用され、
登場人物の生命はチリ紙より安っぽく濫費され節操もなく死んでは生き返り――。
もちろん、可憐な美少女キャラクターにも一切の容赦手加減ナシ!!「ぶべらっ!!」と顔面変形するほどブッ飛ばされ、
「オゲゲーッ!!」とゲロを吐きまくり、「うぎゃああああぁぁぁ」と至極簡単にブチ殺されます。
とかく、問答無用の超破壊的な勢いと不条理な笑いが全編を通して読者に押し寄せてきます。
嗚呼、1ページ先はまっくら闇!!
これぞまさに、もはや様式美の域にすら達した漫画界唯一無二の画太郎節!
さらに今作は先生の諸作品の中でもストーリーが多少脱線しつつも
結構ちゃんと(失礼)展開しているのです。
気になる伏線もほのめかされていますが、回収には期待せずに、
リアルタイムの刹那の笑いを追いかけるのが画太郎作品を楽しむための正しい姿勢。
ファンであれば文句ナシで10冊購入し、画太郎先生のお言葉通り買ったら燃やすべき、でしょう(笑)。
それにしても恐ろしいのは漫☆画太郎先生を一切知らず、表紙に騙さ…もとい惹かれて
購入する新規読者の方々の運命です。
彼らに待つのは拒絶か?それとも熱烈な信者への道か?
そんな赤の他人の運命を案じてしまうほどのパワーが、漫☆画太郎先生とこのミトコンにはあるのです。
もちろん評価は☆5つ!
さあ買え!すぐ買え!今すぐ買え!10冊買え!買ったら燃やせ!!古本屋には絶対売るなよ!!
…おわかりいただけましたか?