タイトルは少々胡散臭いですが,結論は,カロリーを制限して,緑黄色野菜,大豆,にんにく,
五穀米などを食べ,無理の無い有酸素運動をする,というオーソドックスなものです。運動に
関しては,筋トレをやめヨガをすることで,インナーマッスルを鍛えることが大切という点が
ユニークと言えばユニークです。
数ある健康本の中でも,老化と老化予防を,細胞内に存在し酸素を使ってエネルギーを作る
ミトコンドリアの活動・機能という観点から説明しているのが特徴です。この理論が定説に
なるのは,更なる基礎研究を待たなければならないようですが,著者同様,ミトコンドリアの
研究が医学・生理学に大きな飛躍の機会をもたらすと期待している科学者は結構いるようです
ので,将来話題になるトピックに健康法という身直な観点から馴染んでおくには良い本だと
思います。
ユニークな健康法を期待して読むと,結論がオーソドックスなのでがっかりすると思います。
そこで,一般的な健康法に新たな理論的サポートを与える科学書と割り切って読んでみては
いかがでしょうか。
残念なのは,校正不足で所々に読み難い箇所があることとこのタイトルです。売りたいのは
分かりますが,”不老術”はいただけません。