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ミトコンドリアはどこからきたか―生命40億年を遡る (NHKブックス)
 
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ミトコンドリアはどこからきたか―生命40億年を遡る (NHKブックス) [単行本]

黒岩 常祥
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

私たちの細胞の中で身体をつくり、エネルギーを生み出すミトコンドリアは、真核生物と別の生物が助け合う、共生によって生まれたものとされてきた。しかし、近年の研究成果によって、宿主真核生物が遺伝子の90%を奪い取り、強いものが弱いものを支配するという“収奪的共生”によって誕生したことがわかった。分裂を制御する“リング”の発見、二次・三次共生における細胞内小器官の消失、母性遺伝など、数々の証拠からミトコンドリアの誕生と謎について大胆に推理・論証してゆく。生命は誕生以来、巧妙な細胞分裂や、進化を生み出す性の仕組みをつくりあげ、ミトコンドリア、葉緑体を得て、地球を覆う多様な生命の諸相を出現させたのである。闘う生物学者の半生をかけて、生命誌はいま書き換えられる。

内容(「MARC」データベースより)

ミトコンドリアはいかにして誕生したか。分裂を制御するリングの発見、共生における細胞内小器官の消失など数々の証拠から大胆に推論・検証。細胞に刻まれた生命の不思議、進化の謎に迫る。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本: 301ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2000/06)
  • ISBN-10: 4140018879
  • ISBN-13: 978-4140018873
  • 発売日: 2000/06
  • 商品の寸法: 18.2 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
最近「ミトコンドリア・イブ」の影響か、一般の方にもミトコンドリアへの注目が高まっているらしい。しかしながら本書は純粋に学術的な内容で、分子生物学あるいは細胞生物学の基礎知識くらいは持っていないと読み進めるのにはつらいかもしれない。生物学専攻の大学1,2年生が教養のために読むのにちょうどいいような本である。もちろん一般の方でも現代分子生物学の最先端を知る教養書としても十分楽しめると思う。(興味が続けばの話ですが。結構専門的な内容も多いので。)

細胞や細胞器官の進化の歴史や機構に関して分子生物学的に今どこまで分かっているのかというレビューとしてもよくできているほか、一つの発見がまた次の疑問を生み、新しい発見のためには観察に最も適した試料の選択、実験手??の開拓、ちょっとした変化を見逃さないことが大切であることなど、実験科学がどのように発展していくかの実例も多くて勉強になる。著者自身も優れた業績を出し続けている生物学者なので解説も明確かつ正確である。
ミトコンドリアDNA解析の人類学への応用といった内容は最後に軽く触れられている程度である。もしそちらの分野のほうに興味のある方は他書を選択されたほうがよいと思う。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
本書はある程度分子生物学に関する知識がないと理解出来ないものであると思われる。著書の前半は、ミトコンドリアだけではなく、これと関連して葉緑体など細胞内オルガネラに関して得られている知見に基づいて分子進化を論じている。正直なところ分子進化にはあまり興味はないのであるが、母性遺伝する仕組みやその生物学的な意義に関しては、面白さを感じる。著者は自身の経験を通して、その点についても実験結果に基づいて考察しており、またその実験過程が活き活きと描かれており現場主義の人だったのだと改めて感じる。完全に理解するためには幅広い知識が必要であるが、研究の現場の様子を感じたい人にも推薦できる本である。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じむ
形式:単行本
が、一般向けではない。
つまり、入門書というより応用書(レビュー参照)。
ミトコンドリアの遺伝形式(母性遺伝)、
減数分裂、共生説、電子伝達系・クレブス回路、
エネルギー通貨としてのATP、エキソン・イントロン
という用語たちに多少の理解を持っていることが必要(ついでに興味も)。
ちなみに本書でミトコンドリアを持たない真核生物として
ランブルべん毛虫(ギアルディア類)、トリコモナスが挙げられているが、
最近の研究でそれらの細胞中にミトソーム、ヒドロゲノソームという
ミトコンドリア様の断片が発見され宿主生物発見は
お預けになってしまった(本書出版後。2001年、2005年)。またミトコンドリア共生説として
真核生物+真正細菌(αプロテオ菌)という従来の模式ではなく
古細菌(メタン菌みたいなの)+真正細菌という説も浮上している(水素仮説)。
それでも☆五つなのはおもしろいからである。

あと、一つ苦言・・・NHKブックスよ、索引を付けてくれ!!
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