バウンティハンターというアメリカならではの職業とアメリカならではのロードムービー、そしてデ・ニーロとくれば言う事なしだが、助演のチャールズ・グローディンが脇を固めて本作を魅力あるものにした。デ・ニーロ絶賛は他のレビュアーに任せ、ここではチャールズ・ディローディンに注目したい。彼の主演作に(残念ながらビデオ化されてないが)
「ふたり」(同名作品が多いのに注意)という、心温まる男女のドラマが有る。傷心から土地を捨てる女と家族の元に帰る男がピックアップして帰郷するロードムービーなのだが、何とも素敵な映画ですから、もし機会があったら是非御覧になって欲しいい。本作でもそうだが、彼の様な性格俳優としての確かな演技力やえも言われぬ可笑しさはデ・ニーロの相手として不足は無い。また、バウンティハンターの元締めがヘまをやらかす手下に「このバカどもが、どんどん遠ざかりやがってっ!」とブチ切れるくだりは思わず笑ってしまう。映画にとってこうしたバイプレイヤーの存在感がいかに重要かが解る。また映画産業がでかいだけに、アメリカの役者層の厚さはうらやましくもある。ハードで軽快なロードムービーだが、こうした演技のディティールをお見逃しなく。また違う味わいが生まれるでしょう。