現在のHollywood映画界でおそらく最高の芸達者と思われるロバート・デ・ニーロ。
今作では正義感から賄賂を受け取らず仲間内から爪弾きにされ、挙句の果て女房にまで捨てられたBounty Hunter、フランク・ウォルシュ役を
飄々と演じているが、これが何とも素晴らしい。
ヤフェット・コットー演じるアロンゾ・モーズリFBI捜査官のバッジをスリ取り、Screenに背を向け歩きながら、いきなり振り返りバッジを振り翳すSceneは絶妙。
これってデ・ニーロのAdlibをCutせず、そのまま本編に組み込んだのではないかと思えてしまう。
で、Storyですが、何度観ても面白い映画って言うのはこういう作品を言うのでしょう。
粗方のStoryは解ってしまっているのに、笑える、泣ける、ハラハラさせる作品ってそうはない。
チャールズ・グローディン演じるMafiaの元会計士デュークが飛行機内で飛行機恐怖症の発作を起こすSceneや、
ジョン・アシュトン演じるハンター仲間のマーヴィンの気を逸らして、フランクがマーヴィンをぶん殴るScene(何度かある)、
デュークとフランクがFBI捜査官になりすまし、偽札捜査だと言って酒場で20ドル紙幣を騙し取るSceneなど笑える個所はテンコ盛り。
フランクが別れた女房と娘の居るChicagoに立ち寄って、金を無心するEpisodeではホロリとさせられるし(娘を抱擁するSceneはVery Good)。
Climaxの大捕り物はハラハラさせられる事、間違いなし。
そして何と言ってもこの作品の最も良い点は、Mafiaの手先以外、主要Memberが誰も死なない事。
なので老若男女、誰にでもお薦めできる娯楽作品です。