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ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))
 
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ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫)) [ペーパーバック]

サラ・パレツキー , 山本やよい
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

【シリーズ最新刊が文庫オリジナルで登場】 40年前の吹雪の夜、彼は忽然とシカゴの町から姿を消した……偶然のきっかけで、消えた黒人青年の叔母の依頼を受けたわたしは、昔の失踪事件を調べることになる。時間の壁だけが障害かと思われた調査だが、失踪の影にはもうひとつの事件が隠されていた。隠蔽されてきた唾棄すべき事実の露見を怖れる何者かが妨害を始め、わたしの身辺に次々とトラブルが!  どんな圧力にも屈しない、V・I・ウォーショースキーの真骨頂!

内容(「BOOK」データベースより)

40年前の吹雪の夜、彼は忽然とシカゴの町から姿を消した…偶然のきっかけで、消えた黒人青年の叔母の依頼を受けたわたしは、昔の失踪事件を調べることになる。時間の壁だけが障害かと思われた調査だが、失踪の影にはもうひとつの事件が隠されていた。隠蔽されてきた唾棄すべき事実の露見を怖れる何者かが妨害を始め、わたしの身辺に次々とトラブルが!どんな圧力にも屈しない、V・I・ウォーショースキーの真骨頂。

登録情報

  • ペーパーバック: 658ページ
  • 出版社: 早川書房 (2010/9/10)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4150753717
  • ISBN-13: 978-4150753719
  • 発売日: 2010/9/10
  • 商品の寸法: 15.8 x 10.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 131,797位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 頑張れ、V・I !!!, 2011/2/3
レビュー対象商品: ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫)) (ペーパーバック)
V・Iのシリーズは全部持っている(文庫だけれど)。第1作の『サマータイム・ブルース』が出たのが1985年(文庫版)、自分自身もまだ20代だった。その後、最新作のこの『ミッドナイト・ララバイ』まで13冊、25年が経過し、自分も、そしてV・Iも共に年齢を重ねているので、感慨深いものがある。もはや若くないことを自覚しながらも、相変わらずエネルギッシュに仕事に、恋に、エクササイズにとスーパー活動的なV・Iにはとてもじゃないけど追いつけないが、いつもたったひとりで巨悪にけなげな闘いを挑む、そして決して挫けない彼女の強さに、毎回生きる力をもらっている。

シカゴの私立探偵であるV・I・ウォーショースキーの身辺で起こる小さな事件が、やがてアメリカ社会の恥部を抉る大きな事件へとつながっていく、という展開は毎度お馴染みのものだが、ここ数作は現実のアメリカ社会の混迷もあって、描かれるテーマがますます重く、やりきれないものになってきている。しかし、社会という巨大なものに翻弄される個人の無力さを見つめ、時にひどく傷つきながら、それでもなお、ささやかな愛や正義(社会がふりかざす大文字の正義ではなく)の力を信じて、文字通り体を張って前に進もうとするV・Iに、毎回泣かされる……。

これだけ、常に向かい風に顔を上げて立つが如きV・Iのストーリーを紡ぎ出す作者の覚悟や信念のほどは並大抵のものではないだろうと思っていたが、そのあたりは、著者のエッセイ集、『沈黙の時代に書くということ』を読むとよりよくわかる。

出版社サイドに一言。訳者はシリーズを通してベテランの山本やよい氏で統一されていて有り難いのだが、装丁が時々変わるのは何とかして欲しい。初期の江口寿史氏のカバーはお洒落で良かったけれど、ずっとは難しいだろうから、せめて中期の写真アレンジで続けて欲しかった。最近の新しいイラストは、ちょっと江口氏の路線を意識した感じだけれど、甘すぎていただけない。しかも、最新作のV・Iは若すぎ。これではただのお嬢さんだ。映画のキャスリーン・ターナーはちょっと行き過ぎな気もしたが、やはりあれくらい年輪を感じさせる、素敵な「オバサン」のイメージが欲しい。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 過去と現代のアメリカがかかえる“闇”を描く, 2011/1/2
By 
ネモ (日本) - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫)) (ペーパーバック)
著者の全作品を読んだわけではない。しかし、読んだ作品から判断する限り、構成のパターンは、過去の犯罪が現在にまで影響し、主人公のヴィクがそれを解き明かしていくものである。本書も基本的には同じで、1960年代の公民権運動時代に起きた犯罪が現代に波紋を広げ、新たな犯罪を生み出していく様子を描いている。
ただ、著者は常に作品の中に現在のアメリカの状況をつぶさに描いていくので、作品毎にアメリカの“息苦しさ”が酷くなっていると感じてしまう。

本書でも、盗聴やGPSを使っての追跡など、個人のプライバシーが次々に踏みにじられていく。犯罪者でなければ、そんな目に合うことはないと考える人がいるかもしれないが、犯罪者以前の容疑者、容疑者以前の参考人、そういった人たちに同情した程度でも監視される可能性は充分にあることが本書を読めば分かるだろう。

本作では、ヴィクの父や叔父がかかわった過去の事件が大きなポイントになる。“血”のしがらみを乗り越え、ひたすら真実へと突き進むヴィクの姿は素晴らしいと同時に痛ましさを持っている。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 著者も主人公も元気, 2010/10/21
By 
(神奈川県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫)) (ペーパーバック)
ちょっと久しぶりのシリーズ新刊。表紙が前作までと変わってます。

ストーリーは40年前の失踪事件をヴィクが追うという、ある意味オーソドックスなハードボイルド・ミステリー。
事件にヴィクの家族が絡んでくるあたりが、膨らませ方としては上手いところ。
中期の作品にあった肩肘張った感が薄れて、エンタテインメントとして読みやすくなってます。

それでも後半には、9/11以降のアメリカについて痛烈な批判も展開し、パレツキー節全開な感じ。
「ここはイランなの? それとも、アメリカ?」というヴィクの台詞など、真骨頂ですね。

元気な従妹が引き続き活躍するという、次作にも期待です。
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