掲載誌の方では、本作品は、十数年の付き合いです。
著者の作品で、雑誌連載期間の特に長いものには、「つなみティーブレイク」などもありますが、
本作品には、他作品と一線を画す、独特な風格があります。
作品の掲載一回あたりのページ数は5枚程度と少ないです。
しかし、そこに盛り込まれている料理などの多彩な情報や、詳細に描き込まれた画面には、眼を見張ります。
レストランの店内や、料理などの描き込みが、極めて微に入り細で、一コマを描くのに要する時間は、膨大なものだと想像します。
内容も、変わらず、可憐な料理やカクテルデザート、時にギャグっぽい料理や、登場人物間の人間模様などで、飽きさせません。
4コマファンとして、うっとりとしてしまう作品です。
著者の作品には、これまで、「ディア・デュイット」「バール横町奇譚」といった幻想的なものもあったし、
最近では、肉大好きの子供が登場する、ぶっ飛んだ食肉ギャグも連載されていたりして、傾向の異なる作品も、よく飛び出します。
そんな中で、十数年が経過しても、登場人物は歳をとらず、相変わらずのノリのギャグを繰り広げる、堅実路線の作品です。
現在のところ、まだ、本巻でも、第4巻です。
つまり、この風格ある作品を、十数年遡るには、4巻すべてを大人買いすればOK。
私は、特別な想い入れをもって、今回、4巻すべてを、まとめて購入しました。
第1巻第2巻あたりだと、もし、新品が売り切れたら、マーケットブレイスもあります。
ため息が出る様な、第4巻です。