思わず自分の青年期の「痛さ」を思い出してしまった。
初登場の時の主人公は、愚鈍というほかはない。
ディズニーランドの表舞台で働きたかったものの、テーマショーを覚えることができないために裏方に配属されてしまう。
その理由も理解できず、与えられた仕事には不平ばかり。
しかも、新人の身だというのに部署や階級を越えて意見するなどの勘違い。
ああ、自分にも覚えがあるある。若いというのは愚かなこと。
いや、今だって同じようなものだけどね。
痛みを覚えるだけに、かえって感情移入しにくかったかな。
ディズニーの裏事情のトリビアを知りたいという目的で読む人もいると思うけど、要注意。
書いてある情報やデータの信憑性はかなり疑わしい。
この小説のディズニーランドは現実のディズニーランドとは別。
なにしろ経営主体が、実在の「オリエンタルランド」ではなく、「オリエンタルワールド」だもんね。