アメコミに影響を受けた作家さんは今迄結構居ましたが、本作の漫画担当・榊原瑞紀さんはマーベルコミックで執筆していた正真正銘のアメコミ出身者です。
ともかく絵が素晴らしい。
タッチにアメコミ風味を多く残しつつもキャラクターデザインは日本人好みに微調整されており、数種類の美人顔も大人の男性も斬新で機能的なメカも、動物もなんでも御座れ、の素晴らしい筆力です。
お話は、普段は冴えない高校教師の真鍋エリ先生が有事の際には高機動戦闘用アームドスキンを装着し「ミス・マーベリック」に変身、舞台である超近代都市の平和を乱す3人組の女賊「ディアブロンナ」と戦う、と言う連作短編です。
決して残酷にも深刻に為り過ぎず、登場人物達の衣装はセクシーでちょっと裸も出て来ますが健康的、と自身気鋭の漫画家環氏の原作の割には毒が殆ど有りませんが、その分幅広い層が楽しめる作品となっています。
変身願望の有る女性の方にもお薦め出来です。
バンダイビジュアルのWEBや携帯コミックで連載されていた為、寡聞にして存じ上げませんでしたが、単行本化されたお陰でまとめて読む事が出来ました。
本作は1巻で完結の様ですが、榊原さんの漫画は早くも4月には「切断王(メディアファクトリー発行、鶴岡法斉氏原作)が発売される様で、実に楽しみです。
P.S.巻末には本編と同じコンビによるアメコミヒーローのパロディ四コマ「STARGAZER」が21編収録されています。