皆さんが気になっていると思われるポイントについて確認してみました。
■収録時間について
販売サイト記載の収録時間は200分を超えているので、今までと違うバージョンなのかと思いましたが、基本的にはBBC版で英語/日本語、字幕等を選択可能で、これがメインです。それにテレビ放映版も併録したために200分を超えてしまったのです。
■旧盤と収録内容に違いはあるか?
若干のズレはありますが、およその収録時間は以下の通りです。完全版+日本語版(テレビ版)が今回の収録分。
収録時間:〔完全版/日本語版/旧盤(参考)〕
1.『復讐の女神』〔108/95/107〕
2・『バートラム・ホテルにて』〔109/95/109〕
3.『スリーピング・マーダー』〔108/95/105〕
4.『パディントン発4時50分』〔110/94/105〕
5.『カリブ海の秘密』〔108/95/108〕
6.『書斎の死体』〔156/テレビ放映版なし/151〕
例えば「スリーピング・マーダー」は旧盤ではひとつの作品にまとめられていたものが今回は前後編に分かれたため、オープニングとエンディングの分だけ長くなっていますが、本編の内容は同じです。内容で明らかに違ったのは「パディントン発4時50分」の旧盤でカットされていたルーシーのキッチン片付けシーンの復活したことでしょう。それ以外は、おそらく旧盤と同一内容です。
■追加の吹替版収録はどうか?
もともとカットされた箇所は本編に影響が出ないシーンがほとんどで、明らかに追加されたと分かるシーンはそれほど多くありません。そもそもマープル出演シーンのカットは少ないのですが、唯一気になったのは、「パディントン発4時50分」序盤「マクギリカディ夫人と列車からクラッケンソープ家を見るシーン」と、その直前「マープルが隣の雑貨店で地図を広げるシーンでのやりとり」です。ここは場面が連続しているので声が違うことが明白でした。
しかし、追加部分は元の吹替えの方にトーンを合わせていますし、もともと吹替え版が存在せず、今回新録となった「書斎の死体」などは、全く違和感がなく、上手い声優さんを揃えている方だと思います。その意味では端役ですが「スリーピング・マーダー」の太田貴子の下手さが際立っています。(いっそこちらを再録してほしかった)
■その他の変更点
・チャプター数が以前の倍になり、実際のシーンに準じていますので早送りが便利になりました。
・封入解説書は無くなりましたが、ジャケット写真は各話の内容を使用しており、ピクチャーディスクになっています。
・BBC放映分を原版にしたことで画質が改善。作品によりますが、旧盤よりも若干マシになったような気がします。
ということで、字幕版よりも実際の台詞に近い吹替版はお勧めです。