と、読みながら呟いてしまうほど陰惨な物語が、ついに決着しました。
読み終わって思うのは、登場人物の皆に、あともう少しずつだけ温かな心があれば
絶対にこんなことにはならなかったのに…ということです。それに尽きます。
この話は一体誰が悪いのかと考えると、担任や馬鹿親達がもっとちゃんとしていれば〜と片付けてしまいそうになりますが、
けれどその先生ですら、元は誰かに傷つけられた結果による存在なんですよね……
…もし誰かが昔、彼女に優しくしていたらああいう人にはならなかったろうし、
春花へのいじめだってすぐ止めてくれたんだろうと思います。
誰かに傷つけられたから、他の誰かを傷つけていく………人から人へ、悪意が伝染・連鎖していった話だったけれど、
それと同時に、優しさだって人から人へ伝染していくに違いないと強く感じました。
人は、社会は、優しくなければいけないんだと思いました。