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ミステリ翻訳入門  アルク翻訳レッスン・シリーズ [出版翻訳]
 
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ミステリ翻訳入門 アルク翻訳レッスン・シリーズ [出版翻訳] [単行本]

田口 俊樹
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

語学・翻訳に興味がある人から、翻訳のプロを目指している人、また翻訳者としてのレベルアップをはかる人におすすめの「アルク翻訳レッスン・シリーズ」。シリーズ第2弾は、海外ミステリ小説の翻訳技法がたのしく学べる『ミステリ翻訳入門』をお届けします。
翻訳ミステリでは当代切っての人気翻訳家が、翻訳に対する心がまえや翻訳に必要なツール、文芸翻訳の技法などをおもしろおかしく伝授します。課題はローレンス・ブロックをはじめとする英米の人気作家によるミステリが素材。すべてに実際に出版された訳書からの対訳例と小気味好い解説が盛り込まれています。翻訳の真のたのしさとむずかしさをじかに味わうことができる、魅力たっぷりの一冊。

★海外ミステリの謎を解くカギはあなたの翻訳にかかっている!
●数々の新人を世に送り出した著名翻訳家に聞いた
Q1、翻訳家デビューのチャンスを与えたくなる新人とは?
Q2、ぜったいおまえにチャンスなんかやるもんか、と思う新人は?
●文芸書編集者に聞いた
Q3、使ってみたい新人翻訳者とはどんな人?
Q4、絶対に使いたくない新人翻訳者は?
すべての答(ミステリ)は本書を読めばわかります。
翻訳家への道を踏み出す第一歩は千差万別、翻訳家を志望する理由も十人十色。「ミステリ翻訳でもちょっと?」こんな軽い気持ちで翻訳を始めるのもいいかもしれません。さあ、あなたの翻訳体験はここから始まります。

内容(「BOOK」データベースより)

本書は翻訳学習のスタート地点にいる人のために、実践的な翻訳の技法を紹介するものである。Introductionでは、出版翻訳に対する心がまえを中心として、出版翻訳、特にミステリ翻訳の概要、特徴、必要なツール、プロとして仕事をするうえでの心がまえを述べ、さらに翻訳者の実際を垣間見ることのできる「訳者あとがき」について紹介。第1章では、既刊の著名な作品を題材にした演習を行う。第2章は、長篇作品を課題に、ストーリーをさらに読み込みながらの翻訳レッスン、第3章では、新作の短篇を全篇翻訳することに挑戦する。

登録情報

  • 単行本: 187ページ
  • 出版社: アルク (2002/6/21)
  • ISBN-10: 475740610X
  • ISBN-13: 978-4757406100
  • 発売日: 2002/6/21
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 288,528位 (本のベストセラーを見る)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
現役翻訳家の手になる翻訳指南書だが、花も実もある充実した著作である。従来の教科書的翻訳演習に終始した単なるノウハウ書ではない。著者の翻訳に対する信念や実作業上でのエピソードを織り交ぜつつ、本人の訳書から実例を引いて解説をしている。筆者の翻訳に取り組む姿勢は、真摯でありながら柔軟で、訳出の実例解説は無論見事な出来だが、その実践者としての翻訳論を読むだけでも、非常に興味深く、楽しめる内容と価値を備えている。また、翻訳小説と言えば、一般には「生硬な日本語のぎこちない小説」というイメージが強いが、筆者の訳出例に当たると、それは単なる偏見であるのが実感せられ、また、そうした既製観念を打破する訳書を次々と世に送り出している著者の揺るぎ無い実力、言葉の力を見せつけられる。特筆すべきは、「外国語の小説を日本語に翻訳するなら、その翻訳もまた、立派な日本語の小説の体を成していなければならない」という著者の確固たる信念である。最近の訳出作品で言えば、厳密に選り抜かれ研ぎ澄まされた日本語と、徹底的に感傷を排した緻密で硬質な文章が、訳文の日本語世界を文学の域まで昇華せしめている、「パナマの仕立屋」(ジョン・ル・カレ/講談社)。 悪夢の連鎖のようなイメージの輻湊する、毒気と悪罵に満ちた暴力小説を、実はその底部に流れる救済への祈りと叙情までを巧みにに訳文に掬い取り、型破りの荒々しい日本語で訳し切った、「神は銃弾」(ボストン・テラン/文春文庫)、など著者の精神を実践した訳書を見るに付け、その主張には深く首肯させられる。やはり、優秀な現役翻訳者ならではの、他に類を見ない見事な翻訳指南書である。ただ、出来れば巻末に著者が翻訳した代表的な作品だけでもよいから、読者へのレファランスとして、ご本人の手になる訳書の作品リストを入れて貰えていたなら、もう外に言う事がない。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
 著者の田口氏は、わたしにとっては、この人が訳しているというだけで、その本を手に取ってみたくなる珍しい翻訳者の一人です。
 この人の手にかかると、原作がほとんどそのままで、さくさく読める日本文に化けちゃう気がするんですよね。
 これって、結構、すごいことなんだ。
 だもんで、ついこの本も買っちゃいました。でも、損はしなかったな。

 肩のこらない入門書って、こういうのを言うんでしょうね。出版翻訳を志す上の心がまえから、具体的翻訳の技法、翻訳出版の舞台裏、ちょっと恥ずかしい個人的事情まで、軽い乗りで大サービスしてくれちゃってます。でも、この乗りに騙されないように。書いてることはかなりシビアですから。

 文芸翻訳で最も大切なのは「好きに」訳すことだと言い切ってるのもすごい。
 田口氏ぐらい実績のある翻訳家にこう言ってもらうと、翻訳家志望者も心強いんじゃないだろうか。もちろん、原作に対する敬意と、読者に対する誠意を前提として「好きに」やんなさい、と言ってるんだけど、ま、その辺りはご自分で読んでみてください。

 もしあなたが翻訳家を志すなら、一読の価値はある。田口氏の方法論に納得できない人も当然いるでしょうが、そうでなければこの本はあなたのバイブルになるかも。

 翻訳自体に興味はなくても、海外文学やミステリが好きな人にはお奨め。一応、入門書なので、具体的な翻訳技法に関する部分では、例題としてかなりの英文が出てきますが、英文を飛ばして解説だけ読んでも、充分面白いです。
 翻訳作品を新しい目で読み解くためのヒントがいっぱい詰まってます。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
『ミステリ翻訳入門』を読んで

 読み終えて、近ごろ面白い本を読んだという印象をもった。正直に言うと、入門書としてはいささか歯ごたえがありすぎて、うまく消化できそうもないところもあったけれど、ミステリに限らず、多少とも翻訳に興味をもっている人間にとって、本書は必読の一書と言っても過言ではない。
 構成にも工夫がこらされている。著者が最初に述べているアドヴァイスにしたがって、まがりなりにも試訳をしながら読みすすめ、その後のコメントを読むと、随所に目からウロコが落ちるような指摘がある。ふと気がつけば机のまわりはウロコだらけ---と言うのはちと大げさすぎるにしても。
 それぞれの章の合間に配された「ほんやく万感」が、これまた読んで楽しい小エッセイになっていて、いろいろと参考にもなる。
 ともあれ、当分の間は本書を座右に置き、参考書よろしく読み返しながら、勉強を続けたいと思った。
                       (翻訳歴二年 S・H)

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