内容紹介
少年はまだ生きている……ヴードゥーの占い師のお告げは真実なのか?
子供をさらう怪物「トントン・クラリネット」の正体は?
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生きて連れ帰れば1000万ドル、死体でも500万ドル。
それが、2年前に忽然と姿を消した3歳の少年チャーリーの発見にかけられた報償金だった。
依頼人は、ハイチの実業界を牛耳るグスタヴ・カーヴァーの息子で、チャーリーの父親アラン。
7年前、幼女を惨殺した少年少女3人を殺して服役、ようやく出所した
元私立探偵マックス・ミンガスにとっては喉から手が出るほど欲しい金だ。
だが、調査の舞台は警察組織などなきに等しく、いまだにヴードゥーの呪術や占いが力をふるうハイチ。
しかも、マックスの前に雇われた3人の探偵は1人が惨殺され、1人は行方不明、1人は精神錯乱となっていた。
さらに、マックスに深い恨みを持つ連続殺人者ブークマンが米国から強制送還され、首都ポルトープランスにいるという。
それだけの危険と報酬を秤にかけ、ためらっていたマックスだったが、
服役中に事故死した妻が夢まくらに立って依頼を受けるよう訴えてきたし、
また下調べで訪れたマイアミの教会の司祭から、
子どもをさらうハイチ版ハーメルンの笛吹き「ミスター・クラリネット」の伝説を教えられ、
やはり失踪したという司祭の姪の行方を捜すよう頼まれたこともあって、ポルトープランスへ向かうことを決意する。
だが、そこでマックスを待っていたのは、まさに悪夢としか言いようのない世界だった……!
「グレアム・グリーンの『喜劇役者』と並べて語られる作品になるだろう」(オブザーヴァー紙)、
「パルプフィクションとフィルム・ノワールへのオマージュ」(ガーディアン紙)と絶賛された、期待の大型新人デビュー。
英国推理作家協会賞とマカヴィティ賞、ダブル受賞作。
内容(「BOOK」データベースより)
「チャーリーは生きている」ヴードゥーの占い師ははっきりそう言った。暴動のさなかに誘拐された3歳の少年―誰もがその死を確信していたが、マックスは占い師の言葉を無視できなかった。カーヴァー一族に激しい敵意を抱き、誘拐の容疑者と目される、スラム街の実力者ポールを追う一方、マックスは独自の捜査を進めた。やがて彼の前に、幼い子供たちを次々とさらうハイチ版ハーメルンの笛吹き男「ミスター・クラリネット」の存在が浮かびあがってきた…。英国推理作家協会賞受賞、マカヴィティー最優秀新人賞受賞。