11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
精進せいよ!, 2005/1/27
レビュー対象商品: ミスター味っ子 DVDメモリアルボックス3 (DVD)
序盤からの明るく激しい派手なトリップシーンが象徴する味っ子の雰囲気とは異なり、どこか哀愁と寂しさの漂う最終章です。
『味』とは『料理』とは…
最も身近な『心』の部分を説いたこの終わり方にクリエーターの魂を感じました。
80年代を代表する伝説のアニメの一つと言えるでしょう。
今川監督は、原作クラッシャーと呼ばれる演出の風雲児だけど、その作品世界は喜怒哀楽のある人情豊かな物語で、吉本の新喜劇のような親しみを感じます。
関西出身の今川監督だから出来る笑いのセンスではないでしょうか?
とても初監督作品とは思えない素晴らしいアニメです。
キャラクター的に面白かったのは、物語がシリアスになるにつれ丸井のおっさんがシリアス顔になる辺りは、Dr.スランプの則巻せんべいを思い出させる。
陽一の母親(法子さん)が妙に色っぽく、こんなアニメだったっけと、今見ると驚かされます。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
堂々の完結!, 2007/5/5
レビュー対象商品: ミスター味っ子 DVDメモリアルボックス3 (DVD)
ひたすら明るかった今までと打って変わって、シリアスな展開の最終章。
物語の屋台骨だった味皇を失い、かつてのライバル達もそれぞれの道を進んで陽一君の元を去ってゆく。
超えられない壁、変わっていく身近な人達、戻らない日々、そんな中で苦しみもがく陽一君の姿は、いつも前向きで明るかった分、ズシリと視聴者の心をうちます。
味とは、料理とは?
一人重い命題を背負うことになった陽一君が、どのようにその答を解いていったのか、自身の目でご確認ください。
結局、いつもの陽一君がそこにいる。いつもの陽一君が乗り越えていく。
とても嬉しい気持ちにさせてくれるエンディングです。
「料理の工夫で、もうこれでいいという事はない!」
「食べてくれる相手のことを気遣わなくちゃいけないんだ!」
「熱い思いがあれば、何だってできる!」
ミスター味っ子という作品、仕事に対するスタッフの姿勢や思いが、陽一君という媒体を通して視聴者に訴えかけている。
そんなスタッフのメッセージが密度の濃い形で凝縮された良い最終回でした。
是非、最初から最後まで通して観ていただきたい作品です。
あと余談ですが、オープニングとエンディングの曲は、曲自体が良いというのもありますが、このアニメのテーマを曲を通して明確に表現していて、私は大好きです。