「春のワルツ」でブレイクしたダニエル・ヘニーのスクリーンデビュー作品です。
世の中の女性たちから「かっこいい」と評判でしたから,おそらくこいつも女性たちの人気作品になるでしょうね。
ただ作品的には,ありふれたラブコメ(笑えない部分もありますが)で,ロビン(ダニエル・ヘニー)の見事に英語だけのセリフは確かに魅力的ですし,彼のかっこよさが際立つ作品に仕上がっています。
一方ヒロインのミンジュン(オム・ジョンファ)はドラマでは「12月の熱帯夜」や「ポリス〜愛と追憶の果てに〜」,映画では「情愛」「シングルス」で主演していますが,確かに上手なんだけど,何となくキャラがかぶっているような気がして,役者よりも歌手(韓国のマドンナと呼ばれています)路線を進まれた方がいいんじゃないかと思います。役者を続けるならもっと違うキャラに挑戦しないと飽きられてしまいますよ。
ストーリーは,男に尽くしすぎて「都合のいい女」に成り下がり,いつもフラれてしまうミンジュン。
「愛とは感情を弄ぶ権力ゲーム。感情を先に表した方が敗者だ。」と言い放つロビン。
「真実の愛はあるわ。愛してるから尽くして何が悪いの?」と譲らないミンジュン。
「一生ショーガール扱いだ。最後には一人寂しく老いていくんだ。」とロビンに指摘されて逆上。
「私がその気になったら男はみな夢中になるわ。そうしないだけよ。」と,強気に出ます。
「それなら,俺を夢中にしてみろ。そうしたら土下座してやる。」と言われ,意地になってロビンを落とす作戦を繰り広げる,という感じで進みます。
こう書いてしまうとただのドタバタですが,そこは韓流,ドラマティックな工夫があって,オム・ジョンファの演技も「あんなもんなんだ」と納得して見れば,結構楽しめると思いますよ。ただ,ラストシーンでは「つづく」と出して欲しかったな。