今では秋のG1として当たり前のように君臨している
ジャパンカップ。その創生期を知ることは、今まで
難しかった。
今回、貴重な資料と共に、当時のことを知る人たちの
生きたコメントをまとめた本書が世にでたことは、
ジャパンカップをより良く知り、楽しむ上でも極めて
喜ばしいことと思う。
ファンは表舞台にいる競走馬や騎手・調教師の活躍に、
つい目を奪われがちだが、競馬を情熱をもって企画運営
しているスタッフがいることも忘れてはならない。
地に足をつけて生きた先人達の言葉に耳を傾けることで、
ジャパンカップだけではなく、競馬自体の見方も
変わっていくかもしれない。
本著は日本の競馬の歴史を辿るだけでなく、何事かを
成し得るために必要な心意気やノウハウもぎゅっと
詰っている。何かに迷った時に、また開きたくなる
そんな一冊だ。