この巻には、「ミスター・シーナの精霊日記」Passage17〜21、ナサニエルの神学校時代を描いた「ホライズン」、シーナのその後を描いた番外編「ルームメイト」が収録されています。
「ミスター・シーナの精霊日記」のほうは、キーツの馬鹿真面目で不器用なシーナへの純愛(?)に吹き出したり、シーナママの強さやそれぞれの新しい出発など・・・希望を感じることが出来ました。
「ホライズン」は、新装版2巻に収録されていた「風の便り」「エリュシオン」に登場していたジョナサンとナサニエルの神学校時代のお話になります。こちらはかなりシリアスで・・・読んでいてジョナサンとナサニエルのお互いを想う気持ちが理解できるので、本当に心がギュっとつかまれたような痛みを覚えました。
特に私の印象に残ったのは、ナサニエルが旅行に行く前に最後にジョナサンに愛を伝えるシーンです。繊細な藤さんの絵で、緑と吹き抜ける風も感じられるようでした。
番外編の「ルームメイト」ではちょっと大人になったシーナを見ることが出来て嬉しかったです。
ファンとしては、ぜひもっとシーナの学園生活を読みたいですね!
この一連の作品を読んで、私には緑と光さす静謐なイメージが残りました。・・・あたたかいもの、キレイなもの、なつかしいもの、清らかなもの、汚いもの・・・様々な感情に触れ、そしてジョナサンのお父さんの手紙を読んで「愛するということ」について深く考えさせられました。